ウルヴァリン大事典:上級編~映画『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』特集~
- 『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』9月11日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開
1974年の登場以来(何とデビューの場は「ハルク」!)、アメリカンコミック・ファンの間で不動の人気を維持し続けているウルヴァリン。その出生の秘密が明かされる本作は、さまざまな謎に答えてくれるマニア必見作である。例えば、シリーズ第1作『X-MEN』でウルヴァリンが着ていたジャンパーの由来も、バッチリと描かれているのだ!
原作ファンにはおなじみの、棒術とカードの使い手であるガンビットがスクリーン初登場。以前から「なぜガンビットを出さない?」とファンから質問攻めにあっていた製作陣は、今回最高の出番を用意した。また華麗な剣さばきで魅(み)せる悪の戦士デッドプールことウェイド・ウィルソンも初登場。どちらもイケメン俳優が演じているので、女子とのデートにも最適だ。
ウルヴァリンといえば、両手から飛び出す鋭利なツメが特徴的だが、本作ではその驚異的身体能力に隠された悲劇的エピソードが次々と明かされていく。兄ビクター(セイバートゥース)に恋人ケイラを殺されたウルヴァリンは、戦闘能力を飛躍的に伸ばすために、地球上で最も硬い超金属アダマンチウムを全骨格に移植する手術の実験台となる。これによって弾丸を跳ね飛ばす頭蓋(ずがい)骨などを手に入れたのだが、この生体実験の裏には、闇の組織を牛耳る科学者であり軍人のストライカーによる思惑が隠されていた! すべての点と線がつながっていく真相に目がテン!