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『ハンナ』に見る期待のティーン女優、シアーシャ・ローナン

今週のクローズアップ

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今週のクローズアップ 『ハンナ』に見るティーン女優、シアーシャ・ローナン

 2008年日本公開のジョー・ライト監督作映画『つぐない』で、13歳という史上7番目の若さでアカデミー助演女優賞にノミネートされて注目を集めたシアーシャ・ローナンが再びジョー監督とタッグを組んだ映画『ハンナ』がついに公開。公開前から映画批評家から高い評価を受けている本作で、シアーシャは本格的アクションを披露しています。映画『ニキータ』『レオン』のようなニューヒロインの登場か!? 本作を紹介する前に、まずは主人公ハンナを演じたシアーシャ・ローナンをご紹介! 未来のハリウッドを支える若手演技派女優に要注目です!
わずか13歳でアカデミー賞助演女優賞にノミネート!

 透き通るような青い瞳に美しいブロンドヘアのシアーシャは、現在17歳のアイルランド系アメリカ人。「シアーシャ」ってなかなかユニークな名前ですが、意味は「フリーダム」や「リバティー」の意味を指すそう。俳優の父親の影響もあり、9歳で子役からキャリアをスタートしました。


 そんなシアーシャがハリウッド映画に出演したのは、わずか13歳のとき。ブッカー賞作家イアン・マキューアンのベストセラー小説を映画化した秀作『つぐない』で、キーラ・ナイトレイジェームズ・マカヴォイふんする恋人の運命を引き裂く少女ブライオニーという超重要な役どころに大抜擢(ばってき)されました。多感で無垢(むく)なるがゆえに罪を犯してしまうブライオニーを見事に演じ切ったことで、映画公開後「あの少女は誰だ?」と注目度がアップ。その後、本作でアカデミー賞助演女優賞にノミネートもされ、一躍ハリウッドの若手スターの仲間入りを果たしました。

 

今ではこんなに色っぽくなりました!
Jason Kempin / Getty Images

監督もメロメロ! 止まらない人気ぶり

 『つぐない』での注目度がアップしたあと、次にシアーシャが出演した作品は、何とスティーヴン・スピルバーグ製作総指揮を取り、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン監督の最新作。しかも主演! ご存知、2010年1月に日本で公開された映画『ラブリーボーン』です。本作は、ある男(スタンリー・トゥッチ)に殺されてしまった14歳の少女・スージー(シアーシャ)が、残された家族や友人たちが立ち直っていく姿を天国から見守り続けるファンタジックな感動ドラマ。天国から犯人探しに明け暮れる父(マーク・ウォールバーグ)や、愛娘を守れなかった罪悪感に苦しむ母(レイチェル・ワイズ)など、崩壊していく家庭の様子を見て心を痛める少女を体現してみせ、放送映画批評家協会賞若手俳優賞、ラスベガス映画批評家協会賞若手俳優賞など多くの賞を受賞しました。


 余談ですが、本作を通じて、被害者と加害者という役どころにふんしたシアーシャとスタンリーは大の仲良しになったそう。2人が共にノミネーションを果たしたある映画賞の授賞式では、発表を待つ間、シアーシャはずっとスタンリーの手を握っていたとか。そうした間柄が演技に影響していないところも、女優として評価されるワケなんですね。


 『ラブリーボーン』を経てから、新作『ハンナ』を含め多数の映画出演が決定したシアーシャ。先日ピーター監督の最新作『ホビット』に出演が決定したことも発表されました。ほかにもエマ・トンプソンが企画した『エフィー(原題) / Effie』でオーランド・ブルームと共演も決定していたり、ニール・ジョーダン監督が手掛ける、新作バンパイアムービー『ビザンチウム(原題)/ Byzantium』や、アンドリュー・ニコル監督の『ザ・ホスト(原題)/ The Host』、『プレシャス』の脚本を務めたジェフリー・フレッチャーの『バイオレット&デイジー(原題)Violet & Daisy』への出演も決まっています。演技の期待はもちろん、作品ごとにどんどん美しく成長していくシアーシャから、目が離せません!

 

シアーシャとピーター監督
Barry King / FilmMagic / Getty Images

『レオン』以来の興奮! 話題の『ハンナ』の魅力

 そして早くも公開前から話題になっているのが、ジョー・ライト監督最新作『ハンナ』。


 本作は、幼少のころから父親(エリック・バナ)に相手を殺すための手段しか教わらなかった16歳の少女ハンナ(シアーシャ)と、彼女を追うCIA捜査官(ケイト・ブランシェット)との追走劇を描いたバイオレンス・アクション・ムービー。


 本作でシアーシャは、一見純粋無垢(むく)で汚れのない少女と思いきや、人をバンバン殺しまくる主人公のハンナを熱演。ワイヤーアクションにも挑戦し、『ボーン』シリーズのスタント・コーディネーターのおかげもあってか、シアーシャの冷酷な暗殺者っぷりは、本当に怖いんです。


 そんな女版ジェイソン・ボーンばりのアクションを披露するシアーシャの頑張り以外にも楽しめるのが、本作のもう一つの魅力。これまで映画『プライドと偏見』『つぐない』など文芸作を撮ってきたジョー監督が魅せる、その映像マジックは必見。地下の密室に閉じ込められたハンナの脱走劇でのアクションや、スローモーション映像を巧みに使った見事なカメラワーク。心に残るビートの効いた音楽もセンス抜群!  早くもシリーズ化を望む声も多いとか。現代版『レオン』ともいえる本作は、観ておかないと損!


映画『ハンナ』は8月27日(土)新宿ピカデリーほか全国公開


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映画『ハンナ』より

文・構成:シネマトゥデイ編集部

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