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第33回 スターが続々登場のコミコンに潜入!の巻

うわさの現場潜入ルポ

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うわさの現場潜入ルポ
スターが続々登場のコミコンに潜入!の巻
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取材・文・写真:こはたあつこ

皆さーん、「コミコン・インターナショナル」って知っていますか? 毎年夏にカリフォルニア州サンディエゴで開催されるコミック&ポップカルチャーの祭典。1970年に始まった当初は、コミックやSFオタク向けの小さなイベントだったけれど、今では映画やテレビのジャンルにも広がり、アメリカの若い世代全般が注目する大人気イベントに! 今年は7月12日から15日まで開催され、約13万人のファンが参加しました。今回はそんなコミコンに潜入!

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4日前から寝袋持参で並ぶファンも!
やって来ましたコミコン会場
やって来ましたコミコン会場

サンディエゴの海岸沿いにあるコミコン会場。前日入りしたわたしが真っ先に目にしたのは、会場の外に寝袋持参で並んでいる数百人の主に女性の列。これは一体……? 聞いてみると、みんな初日のイベント『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part 2』を観に来たのだそう。列の一番前の仲良し8人組は、シリーズ最後になるキャストとスタッフを一目でも見たいと、何と4日前から並んでいるそうです!

情報の洪水に溺れそうになる展示会場
コミックがこんなに山積みに!
コミックがこんなに山積みに!

コミコンのメインは、何といっても約1,300のブースが並ぶ展示会場。中に入ると、どひゃー! ラッシュアワーかと思うくらいの大勢の人とブースが所狭しと並び、どこに目を向けていいのかわからないほどの情報の洪水。

アイアンマンスーツがずらり!
アイアンマンスーツがずらり!

展示されるブースのジャンルも幅広く、アメコミ、マンガやアニメのブースでは、本が山積みにされてあるかと思えば、テレビや映画会社のブースでは、大掛かりな舞台を作って自社のヒット作の宣伝をするところも。他にもゲームやフィギュア、DVDなどの展示ブースや作家のサイン会もあって、コミックファンなら泣いて喜ぶこと請け合い!

アベンジャーズ一同決まってます
アベンジャーズ一同決まってます

特に目立ったのが、映画やテレビのセクション。アイアンマンの展示コーナーでは、映画で使ったアイアンマンスーツ7体をずらりと舞台に並べ、アベンジャーズの格好をしたそっくりさんまで登場。その隣では、今年公開されるピーター・ジャクソンの話題の新作『ホビット 思いがけない冒険』のクリーチャーを作った企業が『ロード・オブ・ザ・リング』のトロル人形や、ゴラムなどの等身大フィギュアなどを展示。

ゴラムとご対面!
ゴラムとご対面!

また、ティム・バートン最新作『フランケンウィニー』のストップモーションで扱った人形とセットの展示コーナーも。そんなブースの合間をコスプレファンたちが練り歩くんです。「あの背の高い茶色いじゅうたんみたいな人はチューバッカのコスプレだ! あれは『キック・アス』の緑のコスチュームの青年だわ!」。

スターがめじろ押し! 天国のような「ホールH」
『キック・アス』登場! 弱そう!?
『キック・アス』登場! 弱そう!?

コミコンのもう一つの魅力は、映画やテレビのスターと監督が登場するホールイベント。20以上あるホールの中でも一番人気なのが『トワイライト』シリーズファンが徹夜で並んだ「ホールH」。6,500席もあるこの会場では、豆粒サイズの出演者がアップで見えるよう、大型スクリーンがいくつも天井から下がり、まるでコンサート会場のようです。

『ホビット~』主演のマーティン・フリーマン
『ホビット~』主演のマーティン・フリーマン

でも入るのも大変! コミコンはプレスもファンと一緒に並んで入るので、大人気の『ホビット~』のパネルには、何と朝5時半から並ばないと入れません。朝8時の段階ですでに1キロメートルの列ができたのですから本当にすごいです。

踊って登場したR・ダウニー・Jr
踊って登場したR・ダウニー・Jr

しかし入ってしまうと、一日中席に座っていても大丈夫なので、その日数回行われるパネル全てが見られます。今年のパネルに登場した人たちは『ホビット~』のピーター・ジャクソン監督のほか、新キャストとイライジャ・ウッド。『アイアンマン3』からはロバート・ダウニー・Jrドン・チードル『トータル・リコール』リメイク版のコリン・ファレルケイト・ベッキンセイルも。ほかにも『エクスペンダブルズ2』アーノルド・シュワルツェネッガーシルヴェスター・スタローンなどが姿を見せました。

菊地凛子も登場しました
菊地凛子も登場しました

また、クエンティン・タランティーノティム・バートンサム・ライミなどの監督もそれぞれの新作とキャストを引っ提げて登場。ギレルモ・デル・トロ監督も新作に出演の菊地凜子などと現れ、映画ファンにとっては、天国のようなラインナップ!

『エリーシアム』のJ・フォスターとM・デイモン
『エリーシアム』のJ・フォスターとM・デイモン

今年の一番人気の『ホビット~』のパネルでは、ピーター・ジャクソンが「みんな、徹夜で並んでくれてありがとう!」と叫ぶと、感極まって涙ぐむファンも。また、『第9地区』の監督ニール・ブロンカンプ監督のSF作品『エリーシアム(原題) / Elysium』のパネルは最も注目を浴びていました。キャストのマット・デイモンジョディ・フォスターらが出席する中、映画の抜粋が上映され、頭に鉄を埋め込まれたサイボーグのような姿のマット・デイモンにみんな興奮! この映画はこれから来ますよ~。

でもわたしが一番びっくりしたのは、ハリウッド版『ゴジラ』の初のお披露目公開でしょう! 何の予告もなしに不意打ちに上映されたので、会場は熱狂の嵐! 『ゴジラ』監督に抜てきされた新人のギャレス・エドワーズも登場し、6,500人のファンの前でその意気込みを話していました。そのほかにも、新たなスーパーマン映画『マン・オブ・スティール(原題) / Man of Steel』の主役ヘンリー・カヴィルが甘いルックスと紳士的な振る舞いで会場の女性ファンをうっとりさせるなどの場面もあって、とにかくファン天国の「ホールH」でした。

幅広い年齢層が集まるコミコン
52歳コミコンファン
52歳コミコンファン

30代以下が圧倒的に多いアニメのイベントと比べて、コミコンは40代から60代のファンも多いのが特徴です。52歳の男性が、たまたま列で知り合った10代の少女とコミックやテレビドラマの話を熱っぽく語り合う光景も。一見危なく(?)見えても、二人共自分の好きなジャンルの話に熱中していて、年齢なんかお構いなし。また、フィギュアのブース前では、幼い少年とお父さんが一緒にフィギュアに見とれていたり、ホールHのイベントに編み物をしながら並ぶ白髪の女性もいたりと、みんな思い思いに楽しんでいます。

バットモービルも展示。かっこいい!
バットモービルも展示。かっこいい!

コミコンファンは一般のアメリカ人と比べておとなしく、語彙(ごい)や知識が豊富で、大胆なコスプレをしていても堅い職に就いている人や、人にぶつかってもすぐに謝る礼儀正しい人が多かったです。アジア系の割合も多かったので、日本人にもなじみやすいかも?

編み物をしながら並ぶ人も。楽しそう
編み物をしながら並ぶ人も。楽しそう

ここ数年会場がパンク寸前でチケットの数を制限しているというコミコン。あっという間に売り切れるそうなので、皆さんも来年に向けてチャレンジしてみてはいかが?

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