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『三度目の殺人』~漫画連載:憑依系女子、 夢野映子の1日

憑依系女子夢野映子の1日

 こんにちは、柳本マリエです。映画館で予告編を観るたびに気になっていた映画『三度目の殺人』を観てまいりました。

《あらすじ》 勝訴にこだわる弁護士の重盛(福山雅治)がやむを得ず弁護することになったのはほぼ死刑が確実の三隅(役所広司)。弁護に真実は必要ないという信念を持つ重盛だったが、会うたびに動機が変わる三隅に翻弄されてしまう。

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 なんといっても役所広司さん演じる三隅の不気味さが印象に残る映画! 意図がわからず、二転三転する三隅の動機にこちらも翻弄され、最後まで眉間にシワを寄せてしまいました。三隅の手のひらで転がされ、冷静な重盛が声を荒げてしまう姿に引き込まれてしまう……重厚で緊迫したシーンが多い中で北海道の描写は非常に美しく、オアシス的なシーンとなっています。

 また、法廷とその前後の描写が詳細でリアル。淡々と進んでしまう裁判に「ちょっと待って!」と思っているうちに、下されてしまう三隅の判決。最後の最後で三隅や重盛の意図がわかったような気がするのですが、良い意味で裏がありそうなのでこれはもう1回観て確かめたいと思います。

ヤナマリ的『三度目の殺人』見どころ

・リアルな法廷シーン

・北海道のサラサラな雪

・最後の最後まで続く三隅の不気味さ

柳本マリエ プロフィール

柳本

 17歳で渡米したことをキッカケに人生の歯車が崩れ出す。まったく紳士ではないイギリス人と4年間も付き合ったり、フランス郊外の知らない街で迷子になったり、色んな夢を追いかけていたら絵日記ブロガーになっていました。現在は肩に乗るネコと暮らしています。ブログ「肩乗りネコと三十路の勇者」毎日更新中!

ブログ http://marieyanamoto.blog.jp

Twitter https://mobile.twitter.com/marieyanamoto

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