山田孝之が語る「自由な生き方」 『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』インタビュー

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 バットマンやスーパーマンなどで知られるDCエンターテインメントのスーパーヒーローたちと、FROGMAN監督が手掛けるFlashアニメ「秘密結社 鷹の爪」シリーズとDCコミックスのコラボレーション作『DCスーパーヒーローズ vs 鷹の爪団』で、バットマンの声を担当した山田孝之。大人気となったテレビドラマ「山田孝之の東京都北区赤羽」から、カンヌ進出を狙い、ついには『映画 山田孝之3D』を作り上げた日本映画界の風雲児・山田が最近の活躍の原動力を語った。(取材・文:森田真帆/写真:日吉永遠)

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自由な働き方の心得

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Q:まさかのバットマン役を担当された本作ですが、出来上がった作品を観ていかがでしたか?

いっぱい仕掛けがあるので、全然飽きませんでした。絵のタッチがいきなり変わったり、日本の映画界をとことんイジリまくったり、すごく面白かったです。映画のスポンサーに関連した商品を映す「意味のないショット」とか、映画あるあるもいっぱいで思わず笑いました(笑)。

Q:バットマン役には驚きましたが、心境は?

バットマンになれたのはとてもうれしかったです。しかもまさか声優としてバットマンの声ができるというのも想像していなかったので。

Q:バットマンらしいセクシーな声に驚きました。

これまで一切出したことのない声を使ったので、アフレコをしながら、後半までもつかどうかかなり心配でした。

Q:映画の中で、関係のない映画監督や作品に対してのいじりが面白かったですが、山田さんの立場的に大丈夫なのですか?

全然、問題ないです。日本の映画界はどこか保守的だから、あまりこういうパロディーはないですが、パロディーをやるときは、あまり考えないで自由に突き抜けるのが一番だと思っています。

Q:この映画もかなり自由ですが、山田さん自身もある時期から、俳優として自由になっていると感じます。以前よりも自由な実感はありますか?

あります。昔と比べると、本当に自由に仕事を選ばせてもらっているし、20代の頃からはもちろんかなり変わりました。でも働いている人はみんな、そういう風に自由を手に入れるために頑張っているんじゃないでしょうか。

Q:20代の頃、自由にできないのは、どんな仕事でも一緒な気がしますね。

そうですね。多分みんな一緒。僕だって、20代の頃はやりたくない仕事も我慢してやらなくちゃいけなかったですから。でも、もちろんそれが悪かったわけじゃなくて、そういう時期があったからこそ、今自由にさせてもらえていることが大切に思えるんです。

面白いことができると信じることが大切

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Q:山田さんの最近の活躍は多岐にわたりますね。新会社を設立されCIO(Chief Innovation Officer)になられたそうですが、CIOというのはどういったことをされるのでしょうか?

僕の立ち位置としては、ビジネスに対して何か面白いアイデアを提案していくという役目です。とは言え結局は僕がなぜやっているかっていうところだと思うんですが、絶対に面白いことができると自分が信じて、参加したり行動したりしています。ここがブレていると誤解されると思うんですが、別にお金を稼ぎたいわけでも、ビジネスに参入したいとかそういうわけではないです。この人だったらちゃんと面白いことを作るだろうとみんな思ってくれるから、たくさんの方が協力してくれているんだと思います。

Q:今度は映画のプロデュースもされるそうですね。

阿部進之介という役者を主演にした映画です。阿部くんは、長い付き合いの親友ですが、ずっと彼を主役にして作品を撮りたかったんです。彼は本当にいい役者ですから、楽しみにしてください。

Q:しかも監督は若手の藤井道人監督。山田さんのような存在が、今後の日本映画界を担う若手監督の発掘に繋がるといいですね。

本当に頑張りたいです。映画の公開の仕方も、今考えているところです。僕自身、映画館のない田舎で育ったので、普段映画を観るという経験がなかったんです。だから非劇場での公開や、セカンドラン、サードランなど、作品をなるべく多くの人に観ていただく方法について、いろんな人の話を聞いているところです。

日本映画界の未来を見据える

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Q:非劇場での公開というのは?

劇場ではないお寺だったり、小学校の体育館だったりで映画を上映することです。先日斎藤工くんともお会いして、彼が活動している移動映画館 cinema bird(シネマバード)にもすごく興味を持ちました。今後一緒に何かできたらいいですね、なんて話もしています。

Q:そういった活動は、長年日本の映画界にいることで見えてきたジレンマのようなものから生まれたのでしょうか?

それは常々あります。映画のシステムは50年以上かけて作られてきたものなので、それは仕方がないし、変えようがないと思います。僕はそれをぶっ壊そうとしているわけではなくて、クリアできるところはクリアして、映画界でもう少しいろんなことがスムーズにいくようにできればいいなと思っています。

Q:若い役者さんたちにとって、山田さんは憧れの存在だと思います。

いやあ、どうかなあ。僕に関しては、本当にいろんな見方があると思うので(笑)。もしかしたらこんな風になっちゃいかん! っていう反面教師そのものかも知れませんよ。

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