シネマトゥデイ

『あみこ』で大注目!山中瑶子監督の素顔

若手女性監督に密着!

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シネマトゥデイ×ぴあフィルムフェスティバル連動企画連載(第1回)

 映画業界において、女性監督はまだまだ希少な存在です。というわけで、21世紀の日本映画界をリードしていくであろう若手女性監督をシネマトゥデイは応援したいと思っています。そこで、「シネマトゥデイ×ぴあフィルムフェスティバル連動企画」と題して、PFFアワード2017で観客賞を受賞し、ベルリン国際映画祭でも大好評だった映画『あみこ』を生み出した期待の新星・山中瑶子監督に密着することになりました~! 現在21歳の山中監督! これから密着連載していくにあたり、まずは映画に興味を持ったきっかけについて、聞いてきちゃいましたよ!(取材・文:森田真帆)

山中瑶子

プロフィール:山中瑶子 1997年生まれ、長野県出身。映画制作を学ぶために、日本大学芸術学部映画学科に入学。同校を休学中に『あみこ』の脚本を書き始め、スタッフやキャストもほぼ友人を集めて制作した。同作がPFFアワード2017で観客賞を受賞し注目を浴びる。ベルリン国際映画祭、香港国際映画祭、全州映画祭(韓国)、ファンタジア国際映画祭(カナダ)、JAPAN CUTS 2018(米・ニューヨーク)など海外映画祭に多数参加している。

『あみこ』ストーリー 「人生頑張ったって仕方ない、どうせ全員死ぬんだから」……そんな女子高生あみこが恋に落ちたのは、同じく超ニヒリストながらサッカー部の人気者でもあるアオミ君。一生忘れられない魂の時間を共有したふたりは、現代日本のボニー&クライド、シド&ナンシーになるはずだったが……。

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抑圧された中学時代!

『あみこ』

Q:映画監督さんって、昔から映画が好きな方が多いのかと思っていたんですが、やっぱりちっちゃい頃から、映画を観ていたんですか?

わりと厳格な家庭だったので、小学生の時はテレビをはじめ娯楽は基本ダメでした。学校が嫌いな上に家の中までもリラックスできないのはつらいので、徐々に親に対しても反抗して、やりやすい環境を作っていました。おかげで大学を辞めたいと言った時も両親は驚かなくなっていましたね。なので、映画をまともに見始めたのは高校生になってからだったと思います。反抗は大事です。映画作りに繋がっているかもしれない。

実は運動部出身!

『あみこ』

Q:この映画『あみこ』は高校生のお話ですが、山中監督はどんな学生だったんですか?

日本の学校って無意味なことをさせるから、自分で選択ができず大人の言うことを聞くしかない小学生時代が一番苦痛でしたね。はたから見たら良い子ではなかったと思います。それこそ中学は部活に入らなきゃいけないルールで、なんとなく入った女子テニス部も、よくあるヒエラルキーみたいなものが充満していて地獄でした。辞めはしなかったけどあまり行ってなかったです。

Q:高校は何部だったんですか?

高校は部活に入る気はなかったはずなんですが、なぜかバドミントン部に入ってしまって。運動、あまり好きではないんです。結局、映画を観ていたほうが有意義じゃん! と思って途中で辞めました。

『あみこ』

Q:えっ! その頃に映画の面白さに出会ったんでしょうか?

そうですね。なんか暇だし、近くのTSUTAYAで泣ける感動作とか、2000年代の邦画とか借りていました。高2の後半くらいかな。選択授業でとっていた美術の先生に、最近映画にハマっているって言ったら「君はこれを観なさい」ってある映画を貸してくれたんです。それがアレハンドロ・ホドロフスキーの『ホーリー・マウンテン』でした。

Q:また強烈な!

はい(笑)。その次に貸してくれたのは、イギリスの巨匠ピーター・グリーナウェイ監督の『ZOO』ですからね。どっちも直感的にヤバそうだと思って、親に隠れて観ました。観終わっても、ただ「変なもん観たわぁ」って感じで、でも自分の中にある映画の常識を打ち破られた気がして。先生にも、変だった! って報告したら「どの辺が?」っていろいろ突っ込んでくれて、たくさん話しました。わからないけど面白い感覚って、なんか良いなと思って、そこから意識的にわかりやすくない作品を選んで、毎日映画を観るようになりました。 

Q:ちなみに、その頃出会った中で一番影響を受けた作品は?

ゴーストワールド』ですかね。これは『ホーリー・マウンテン』に出会う前だったと思いますけど、初めて映画の主人公に自分を重ねる感覚を得て。それまでは、完全に自分と切り離された外部の人物や出来事しか映画にならないと思っていたんですが、誰でも映画の題材に成り得るんだなって感激したのを覚えています。

山中瑶子

 『あみこ』が9月1日から7日までポレポレ東中野でレイトショー公開決定! 現在はそれに向けてのチラシ配りの真っ最中! 皆さんも、ぜひ一緒に日本の映画の未来を担う山中監督を応援してくださいね!

ぴあフィルムフェスティバル

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