最終章第2話「ゲーム・オブ・スローンズ」胸を打つ出来事だらけ

ゲーム・オブ・スローンズの魅力

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 最終シーズンの第2回を迎えた今回は、前回よりもさらに感動的な場面が続出! 死者たちとの戦いがいよいよ目前に迫り、人々の気持ちが高ぶっていく!(平沢薫)

※ご注意 なおこのコンテンツは「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章について、ネタバレが含まれる内容となります。ご注意ください。

ゲーム・オブ・スローンズの魅力 連載:第11回

<これから観る方向け:ネタバレなし>今回もこれまでの出来事を思い出されるシーンが!脚本家はスピンオフにも参加する注目株!

ジェイミー
ウィンターフェルに着いたジェイミーだが……。「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章より - Photo: Courtesy of HBO

 今回は前回のラスト、ジェイミー(ニコライ・コスター=ワルドー)がウィンターフェルに到着したところから続くストーリー。他にも次々と主要登場人物がウィンターフェルに到着し、再会が続いていく。今回も、これまでの出来事を思い出させる出来事やセリフが何度もあり、ここまでの道のりを思い返して、感慨に浸らずにはいられない

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ジョン・スノウ
死者の軍団に対してジョン・スノウは?「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章より - Photo: Courtesy of HBO

 監督は、前話に続いて手がけるベテラン、デヴィッド・ナッター。脚本のブライアン・コグマンは、このシーズンでの担当脚本はこのエピソードだけだが、要注目の脚本家。というのも、彼は、ナオミ・ワッツらが出演する本作のスピンオフ・シリーズの脚本にも参加することが発表されているのだ。このエピソードで彼の腕前を確認しておこう。もっとも彼は、このシリーズではベテラン。2011年から脚本に参加していて、本作が11話目となる。このシリーズを長く手がけてきた監督と脚本家ならではの、人物のキャラクターが見事に描かれた静かな感動を呼ぶシーンが満載だ。

ブラン
ブランの腕に刻まれた印が……?「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章より - Photo: Courtesy of HBO

<もう観ちゃった方向け:ネタバレあり>明日は死ぬかもしれない夜が来て、あの出来事も、この出来事も、胸を打つ!

デナーリス
死者の軍団との戦いへ向け士気を高める!「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章より - Photo: Courtesy of HBO

 今回は“嵐の前の静けさ”の回。大きな出来事は起きないが、感情を揺さぶるエピソードがいくつもつづられていく。ジェイミーの誠意をブライエニー(グウェンドリン・クリスティー)が保証する。ティリオン(ピーター・ディンクレイジ)の失策に憤るデナーリス(エミリア・クラーク)にジョラー・モーモント(イアン・グレン)が提言する。デナーリスとサンサ(ソフィー・ターナー)が歩み寄る。ジョン・スノウ(キット・ハリントン)の白いダイアウルフ、ゴーストも城壁にいる。前回に引き続き、再会、和解、許し合いがウィンターフェルに満ちていく

グレイ・ワームとミッサンディ
決戦前、若い男女の熱い情熱も昂る……。「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章より - Photo: Courtesy of HBO

 加えて、若い男女の熱い情熱も。前回にその気配があった、アリア(メイジー・ウィリアムズ)とジェンドリー(ジョー・デンプシー)が急接近。穢れなき軍団の指揮官グレイ・ワーム(ジェイコブ・アンダーソン)とデナーリスの助言者ミッサンディ(ナタリー・エマニュエル)は互いの気持ちを確かめ合う。少々意外だが、サンサが帰ってきたシオン(アルフィー・アレン)に駆け寄る。明日は死ぬかもしれないという夜が来て、それぞれの大切なものが明らかになっていくのだ。

ブライエニー
ついに騎士になるブライエニー(左)!「ゲーム・オブ・スローンズ」より - Photo: Courtesy of HBO

 その中でも特に胸を打つシーンが2つある。まず1つは、ブライエニーが騎士になる場面。赤毛の野人トアマンド(クリストファー・ヒヴュ)が、女性は騎士になれないという伝統のせいで、ブライエニーが騎士ではないことを知り「俺が王なら10回でも騎士にする」と言うと、ジェイミーが「王でなくても騎士なら叙任できる」と彼女を騎士に任命する。このときのブライエニーの目に浮かぶ涙と、晴れやかな笑顔。彼女はいつも「騎士になりたいわけではない」と言っていたが、騎士になるということは、彼女の騎士道の実践が認められたということ。それが誇らしく、うれしいのだ。それが彼女の表情から伝わってきて、もらい泣きせずにはいられない

トアマンド
男気あふれる赤毛の野人トアマンド。「ゲーム・オブ・スローンズ」より - Photo: Courtesy of HBO

 もう1つは、ジョンの側近ダヴォス(リーアム・カニンガム)とジリ(ハンナ・マリー)と幼い少女のシーン。避難民たちが戦士になるか地下に避難するかを選択する中、ダヴォスの前に来た幼い少女が「私はどっち?」と聞く。するとダヴォスが、答を与えるのではなく「どっちがいい?」と尋ねる。これだけでもう感動的。このように、彼が幼い少女を軽視せず、一人の人間として扱うのは、かつて自分に文字を教えてくれた幼い姫、今は亡きシリーン・バラシオン(ケリー・イングラム)を忘れていないからだ。しかもこの少女の顔には大きなやけど痕があり、シリーンの顔に灰鱗病の痕があったことを思い出させる。

ダヴォス
幼い少女にも一人の人間として扱うダヴォス。「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章より - Photo: Courtesy of HBO

 この少女は兄が戦士だったから自分も戦士になりたいと言うが、それを聞いたジリが、それなら自分と息子を地下で守ってほしいと言って彼女を避難所に誘う。ジリも黒の城「カースル・ブラック」で自分に文字を教えてくれたシリーンのことを忘れていないのだ。このとき、ダヴォスとジリはお互いに見つめ合うだけで、何も言わない。そのためにより一層2人のシリーンへの愛が伝わってくる名シーンになっている

ジリ
文字を教えてくれたシリーンのことを忘れないジリ。「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章より - Photo: Courtesy of HBO

 他にも、これまでの逸話を連想させるシーンがある。ティリオンがジェイミーに理想的な死に方を語ると、シーズン5でジェイミーがブロン(ジェローム・フリン)に語った理想の死に方「愛する人の腕の中で」が思い出される。また、サム(ジョン・ブラッドリー)がジョラーにターリー家の家宝の名剣“心臓裂き(ハーツベイン)”を譲ると、シーズン7でジョンがジョラーに、彼の父から譲り受けた名剣“長い鉤爪(ロングクロウ) ”を返そうとしたときに、彼が「自分にはその資格がない」と受け取らなかったことが思い出される。

サム
サムがジョラーに家宝の剣を譲るシーンから、ジョンがジョラーのやり取りを思い起こさせる。「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章より - Photo: Courtesy of HBO

 また、原作小説からの引用もある。劇中、ティリオンの従者ポドリック(ダニエル・ポートマン)が歌う歌は、原作小説「氷と炎の歌」シリーズ第3部「剣嵐の大地」に出てくる伝承の歌「ジェニーの歌 / Jenny's Song」。この歌をエンドクレジットで歌うのは英国のバンド、フローレンス・アンド・ザ・マシーン。歌詞付きの公式動画もアップされている。このシリーズのクリエイター、デヴィッド・ベニオフD・B・ワイスがこのバンドのファンで、シーズン2の予告編では彼らの曲「セブン・デビルズ(原題) / Seven Devils」を使っていたことも思い出される。

リアナ・モーモント
若き女領主リアナ・モーモントも決戦へ向け、準備万端。「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章より - Photo: Courtesy of HBO

 そして今回のビッグ・イベントは、ジョンが自分の本当の両親をデナーリスに伝えたこと。ジョンはこれを聞いたときにまず「父が嘘をつくはずがない」と反応したが、デナーリスは「あなたの弟と親友以外、誰も知らない秘密とは、奇妙だと思わない?」「それが事実ならあなたには鉄の玉座の継承権がある」と反応。この反応の違いが、それぞれの性格を際立たせているのも興味深い。と、そこに死者の軍勢がやってきて、この事実が2人の関係をどう変えるのかがわかるのは、次回以降になってしまった。

デナーリス
ジョンの本当の両親のことを告げられたデナーリスは……。「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章より - Photo: Courtesy of HBO

 ともあれ次回は、死者の軍勢との大規模な戦闘が繰り広げられるはず。はたしてこの大決戦は、戦闘場面が高く評価された名エピソード、シーズン6第9話「落とし子の戦い」を超えられるのか。見逃すわけにはいかない。

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<今週の名セリフ>

ティリオン
さすが切れ者ティリオン。「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章より - Photo: Courtesy of HBO

「彼女がお前をだましたんじゃない。お前が彼女の本性を知りながら彼女を愛したんだ」——ティリオンがジェイミーに

原文は「She never fooled you. You always knew exactly what she was and you loved her anyway.」。ティリオンがサーセイの言葉を信じたことを悔やんでいると、ジェイミーが彼を慰めようと「本気でだまされたのは俺だ」と言うが、するとティリオンがこう返す。さすが、ティリオン、よくわかってる!

「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」はBS10スターチャンネルにて4月15日より<世界同時放送>

「ゲーム・オブ・スローンズ」は、スターチャンネルオンデマンドHuluAmazonプライム・ビデオなどで視聴可能

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