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ハリウッドが描くヤクザ…パワーアップした「TOKYO VICE」がヤバすぎた

TOKYO VICE

 ハリウッド最高のスタッフと日米スターキャスト陣が強力タッグを組み、東京のリアルで凶暴な裏の姿を描き出して話題を呼んだ超大作ドラマシリーズ「TOKYO VICE」。待望のシーズン2が、いよいよ4月6日(土)午後9時からWOWOWで日本独占放送&配信開始となる。ヤクザの非道な犯罪を追う外国人記者ジェイク(アンセル・エルゴート)とベテラン刑事の片桐(渡辺謙)はどんどんグレーゾーンに足を踏み入れて行き、シャバに戻った危険なヤクザ・葉山(窪塚洋介)とヤクザ撲滅に闘志を燃やす警視・長田(真矢ミキ)の登場もあって、ギリギリで均衡が取れていたパワーバランスは音を立てて崩れることに。シーズン1を上回るスケールとスリルの連続でパワーアップした「TOKYO VICE」は、超ヤバかった!(編集部・市川遥)

海外での評価が高すぎてヤバイ!

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 「TOKYO VICE」は、WOWOWとアメリカのMax(旧HBO Max)の日米共同制作による超大作ドラマシリーズだ。製作総指揮を務めるだけでなく、シーズン1の第1話で自らメガホンを取って作品のカラーを決定付けたのは、映画『ヒート』『マイアミ・バイス』『コラテラル』などの巨匠マイケル・マン監督。「絶対に東京で撮りたい」とリアリティーを追求するマン監督の下、世界で最も撮影が難しい都市といわれる東京とその近郊で全ての撮影を敢行し、見事によみがえった1990年代の魅惑的で危険な東京アンダーグラウンドと、そのネオンに引き寄せられて深みにはまっていくキャラクターたちの重厚な人間ドラマは通の心をつかんだ。

 シーズン1はアメリカの大手映画批評サイト「ロッテントマト」で批評家85%、視聴者89%という高い支持率を誇ったが、シーズン2はそれを上回り、批評家92%、視聴者92%(2月28日時点)という絶賛評を獲得している。Varietyは「『TOKYO VICE』はあなたがまだ観ていない最高のドラマ。シーズン2でより大規模に」とリアルな東京の描写とキャラクターに重きを置いたアプローチをたたえ、IndieWireは「『TOKYO VICE』は容赦なく危険な情熱の上に構築された魅惑的な犯罪ドラマ。われわれはゆっくりと着実に、そして完全に、彼らの世界に引き込まれることになる」とその没入感を称賛。Screen Rant は「シーズン2はテンポを落とすことなくオリジナルの前提を拡大し、東京アンダーグラウンドの犯罪現場により深く入り込んでいく。堅実なアンサンブルキャストと、サブプロットまで素晴らしくバランスが取れ思慮深く組み立てられたストーリーが特徴だ」と絶賛の言葉を惜しまない。そのクオリティーの高さはお墨付きなのだ。

深みにはまる主人公がヤバイ!

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 「TOKYO VICE」の主人公は、1990年代、日本の大手新聞社に外国人として初めて入社したアメリカ人青年ジェイク。演じたのは『ベイビー・ドライバー』や『ウエスト・サイド・ストーリー』のアンセル・エルゴートで、猛勉強で日本語を習得し、セリフのみならず、インタビューまで日本語で受け答えできるレベルに到達するという役者魂を見せた。シーズン1では“本当は何が起きたか”よりも規則や服従心を重んじる日本の新聞社に入社時の希望を打ち砕かれながらも、頻発する闇金自殺と戸澤組の関連に気付き、ネタをつかもうとベテラン刑事の片桐(渡辺謙)や風俗街で暗躍する刑事・宮本(伊藤英明)に食らいついて、裏社会へ足を踏み入れていくさまがスリリングに描かれた。

 そんなジェイクはシーズン2では一層深みにはまり、自分自身や身近な人々の命が危機にさらされていることに気付くことに。危険な戸澤組組長の愛人・美咲(伊藤歩)とただならぬ関係になり、千原会組員の佐藤(笠松将)との奇妙な友情も復活するが、ジェイクは以前よりもヤクザとの交流に違和感を抱いていない様子で……。若者のバイク窃盗のルポでも危ない橋を渡ることになり、記者として名を上げるにつれて善悪の境も曖昧になる姿にハラハラさせられっ放し!

ヤバすぎる若頭の帰還…ヤクザの抗争が激化

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 シーズン1では大阪から東京に殴り込みをかけてきた戸澤組と、歌舞伎町をシマとする千原会・石田組が水面下で血濡れの抗争を繰り広げたが、“戦争”は避けたいと一度は手打ちになった。しかし、シーズン2では石田組に刑期を終えた若頭・葉山が帰還。窪塚洋介が怪演する危険な葉山はパワーバランスなどお構いなしで、早速、戸澤組に闘いを仕掛け、歌舞伎町はいつ“戦争”が起きてもおかしくないという不穏な熱をはらんでいく。石田組長(菅田俊)の信頼を得てのし上がった佐藤(笠松将)にとっても、突然の兄貴分の登場は面白くはなく……。ヤクザの世界は葉山の登場で見せかけの均衡が崩れることになり、そのヒリついた危険な魅力がシーズン2には充満しているのだ。

手段は問わず…警察のヤクザ一掃作戦が開始

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 ヤクザ絡みの事件を手練で解決してきた刑事の片桐(渡辺謙)は、シーズン1でのある不祥事の全責任を負わされて現場の刑事から降格。市民のクレームを聞くだけのデスク仕事に回されてしまう。戸澤組の組長・戸澤(谷田歩)に脅されたために家族との別居状態を余儀なくされている片桐は、表立って戸澤を追うことができず、グレーなやり方でジェイクと共闘していく。すっかり疲れ果てた風貌となった片桐が見せる危険な一面には、鳥肌が立つほどすごみがある。

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 そんな時に現れたのが、抗争が起こらないように監視するだけの現状に我慢がならず、対策本部を立ち上げる警視の長田(真矢ミキ)だ。手段は問わず着々と計画を実行していく長田に、使命と家族への愛の間で揺れていた片桐も心を決めることに。これでいいのかと煮え切らない思いを抱えながらヤクザを野放しにしてきた刑事たちが、危険なヤクザ一掃作戦に乗り出すさまにボルテージが高まっていく。夢や希望ものみ込まれる東京のアンダーグラウンドで、生き残るのは誰か? 本作は重厚に、スタイリッシュに、東京にとらわれて決して逃れられないキャラクターたちを映し出していく。

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 パワーアップした「TOKYO VICE」シーズン2はまさに規格外のヤバさ! シーズン1はWOWOWオンデマンドで全8話が配信中(4月6日午後9時まで無料配信)であり、シーズン2の放送・配信開始を前に、今一度ジェイクと共にめくるめく東京アンダーグラウンドを駆け抜けることが可能だ。男社会を渡り歩く女性記者・詠美(菊地凛子)、自立心の強い優秀なホステス・サマンサ(レイチェル・ケラー)、謎めいたカリスマホスト・アキラ(山下智久)らもカムバックし、熱い支持を集める2024年の話題作は見逃すわけにはいかない。

 なお、シーズン2の第1話はWOWOWオンデマンドとWOWOW公式YouTubeにて先行無料配信中で、シーズン1のスペシャルダイジェストも同じく無料配信中だ。

ハリウッド共同制作オリジナルドラマ「TOKYO VICE」シーズン2はWOWOWにて4月6日(土)スタート 毎週土曜午後9:00放送・配信(全10話) ※第1話無料放送 公式サイト>>

番組公式Instagram(@wowow_tokyovice)では撮影の裏話や未公開の場面写真など、最新情報をお届け中。要フォロー&要チェック!

Photo: James Lisle / WOWOW

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