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世界初・独占放送&配信!美しすぎる刑事ドラマ…「光・淵」って?

光・淵

 現地で定められた厳格なガイドラインに沿って制作され、審査をパスして初めて放送・配信されるという中国ドラマ。審査が通らなければ最悪の場合“お蔵入り”となってしまうわけだが、そこで活路として注目されているのが中国国外での放送・配信だ。そんな中国ではもう見られないと思われた幻の作品が日本に上陸! 人気小説が原作のブロマンスドラマ「光・淵(こうえん)」は、中国で8話まで配信されるも、途中で配信停止。さらには、配信済みエピソードも削除されたという。果たしてどんな作品なのだろうか。<世界初・独占放送&配信>となる本作の魅力と押さえておくべきポイントを紹介したい。(文・沢井メグ)

人気作家&ヒットメーカーがタッグの幻のドラマ

光・淵

 「光・淵」は、大ヒットドラマ「山河令」「鎮魂」やアニメ「烈火澆愁」の原作で知られる人気作家priestによる小説「黙読」を映像化した本格サスペンス。制作はアジア中で旋風を巻き起こした中国ドラマ「陳情令」の制作会社&プロデューサー陣が指揮をとっており、配信前から大きな期待を集めていた。しかし、事前のプロモーションもほとんどなく配信が開始され、配信後には爆発的な人気を獲得した。

 しかし8話まで配信されたところで急遽、配信停止に。突然の出来事に中国のSNSのトレンドに上がるほど注目されたが、数か月後には配信済み分も全話削除されてしまった。その理由は明かされていないが、時期的に、ブロマンスドラマへの規制が関係しているのではないかと囁かれている。

 こうして中国からは姿を消した「光・淵」だが、人々の記憶には鮮やかに残っており、再配信を熱望する声だけでなく、国外での配信情報の有無が検索されているのだ。そして配信停止から約2年の時を経て、ついに日本での放送が決定したのである。

美しすぎるこじらせ男子2人が主人公

光・淵

 本作の魅力は、なんと言っても物語をけん引する2人の主人公の人物像と関係性だろう。過去の事件をきっかけに出会った刑事の駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)と若き総裁・裴溯(ペイ・スー)。駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)は、刑事として優秀なだけでなく、面倒見がよく、その飾らない人柄が周囲から慕われている、まさに太陽のような人物。一方、“白皙の美青年”という言葉がぴったりな裴溯(ペイ・スー)は、自身がこの世界で恐れられる遺伝子疾患を患う<零度共感者>(ドラマ上の架空疾患)であるのではという恐れから、自ら世界と距離を置き、闇の中からこちら側を見ているような存在である。

 価値観が合わない犬猿の仲である2人だが、ある事件を機に、互いに信頼を置くようになり絆を深めていく。それぞれにちょっぴりこじらせ男子な2人の微妙な関係性は、時に微笑ましくもあり、時に切なくもある。どこかタイトル「光・淵」に通じるものを感じさせるのだ。

光・淵

 明るく頼れる兄貴・駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)を演じたのは、人気歌手であり、ドラマ「祈今朝<ききんちょう> ~失われた記憶、共鳴する愛~」では思い人を影から守る狼妖を演じた付辛博(フー・シンボー)。彼の持ち味である大らかさと包容力が本作でも存分に発揮されている。裴溯(ペイ・スー)にふんしたのは、「家族の名において」で血のつながらない妹に思いを寄せる繊細な演技が絶賛された、絶世級イケメン俳優の張新成(チャン・シンチョン)。1人で多くを背負う裴溯(ペイ・スー)の複雑な心理を見事に表現した。

光・淵

 原作の耽美的かつ退廃的な雰囲気をまとった2人のビジュアルは中国で大絶賛。その再現度の高さは、序盤の駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)の登場シーンから感じることができるはずだ。原作のセリフも多数用いられており、制作陣からのリスペクトも感じさせる。

本格刑事ドラマ!サスペンスもアクションも

光・淵

 本作は、難解な事件を解決していく本格的な刑事ドラマであると同時に、アクションシーンへの評価も高い作品だ。ワイヤーアクションや映画顔負けのド派手なカーチェイスなど、華麗なアクション満載で、原作小説が持つスタイリッシュさを映像に落とし込んでいる。

 例えば、主人公2人が乗る車に対し、追っ手は十数台のバイクというカーチェイスのシーン。敵はバイクの機動力を生かし、広い自動車道から果ては人々でにぎわう路地まで階段や障害物をもろともせず迫り、2人を翻弄していく。火花が散るほど接近してくるバイクとのシーンは、もはや車両の肉弾戦とも言いたくなるほどで、劇中のセリフ通り “予測不可能すぎる” 動きにハラハラが止まらないだろう。

光・淵

 そして中国ドラマ得意のワイヤーアクションも必見だ。中国ドラマのワイヤーアクションと言えば、時代劇で空を飛ぶシーンを思い起こされるが、「光・淵」では駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)が潜入した敵本拠地でのバトルシーンで効果的に用いられている。ワイヤーアクションと巧みなカメラワークにより駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)の動きに機敏さとしなやかさが増し、不利な状況でも決して怯まない彼の強さが表現されているのだ。

世界観がすごい!零度共感者って?

 物語の舞台は<新元253年>という近未来を模した架空の時代。格差広がる都市・新洲で出稼ぎ少年が殺害されるという事件が起きる。特別捜査部(SID)の刑事・駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)は部下と共に捜査に乗り出すも、当初の予想とは裏腹に事件は複雑化の様相を見せ始める。そんな中、ひょんなことから地元大企業の若き総裁で旧知の青年・裴溯(ペイ・スー)が捜査協力をすることになるのだ。正義感の強い駱為昭(ルオ・ウェイジャオ)と、学者肌で鋭い洞察力を持つ裴溯(ペイ・スー)、思いもよらず “バディ” となった2人が絆を深める中で事件は次々と解決されていく。

光・淵

 そんな物語の鍵を握るのが<零度共感者>だ。これは、ドラマ版のオリジナル設定であり、遺伝子の異常から他人の痛みを共感したりすることが全くできないという病気の患者を指す。その特性から、劇中では凶悪犯罪が起きると真っ先に零度共感者の犯行かどうかが疑われる。そして、裴溯(ペイ・スー)もまた、父親からのトラウマで自身が<零度共感者>ではないかと、心の闇を抱えているのだ。

光・淵

 中国の視聴者からは配信開始早々、その世界観について「オリジナル設定を活かしながら、原作のエッセンスを忠実に再現」と高評価を得た本作。しかし、上述の通り冒頭8話で配信は打ち切られ、以降の物語は世界中でまだどこにも公開されていない。果たして物語は原作通りに進むのか、それともドラマオリジナルの結末を迎えるのか。まだ誰も目撃していない結末を、ぜひその目で確かめていただきたい。  

ドラマ「光・淵(こうえん)」は3月7日スタート、毎週金曜午前0:00(木曜深夜24時)世界初・独占放送&配信(2話ずつ放送・第1話のみ無料放送・配信)WOWOWオンデマンドでアーカイブ配信

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