大河ドラマ「豊臣兄弟!」新キャスト5名【豊臣兄弟と深くかかわる人々】

仲野太賀が主演を務め、天下人の弟・豊臣秀長(とよとみ・ひでなが)を演じるNHK大河ドラマ第65作「豊臣兄弟!」(2026年1月~12月放送予定)の新キャスト5名が発表された。「後世に名を残した、豊臣兄弟と深くかかわる人々」として、オーディションにより選抜された佳久創、松本怜生、濱田龍臣、井上和(乃木坂46)、菅井友香が出演する。松本、井上、菅井は大河ドラマ初出演となる。
「豊臣兄弟!」は、秀長(仲野)の目線で戦国時代を描く下克上サクセスストーリー。兄・秀吉に池松壮亮がふんし、強い絆で天下統一を成し遂げた豊臣兄弟の物語を紡ぐ。脚本は、ドラマ「半沢直樹」(2013)や連続テレビ小説「おちょやん」(2020)の八津弘幸が手掛け、仲野と池松のほか、永野芽郁、吉岡里帆、浜辺美波、小栗旬、宮崎あおい(崎=たつさき)、松下洸平ら豪華キャストが顔を揃える。
佳久創

藤堂高虎役
秀長の重臣の一人。巨漢で知られ、初めは近江の大名・浅井長政に仕えるも、主君を変えて転々とする。秀長と出会い、武勇だけでなく学問も重要だと教えられ、算術・鉄砲・築城など多くを学ぶ。やがて頭角を現し、豊臣秀吉の中国攻めや賤ヶ岳の戦いなどにも参戦。前線で戦うだけでなく、兵站(へいたん)を任されるなど、知勇兼備の武将となる。築城名人としても知られる。
<コメント>
今回のオーディションでは普段以上に緊張しており、正直覚えていることは少なく、手ごたえなども感じる暇も無くてあっという間に終わってしまった印象でした。
ですので数日後にマネージャーから直々に「大河ドラマ無事決まりました」と言われた時は、思わず「よっしゃー!」とガッツポーズをしました。
続けてマネージャーから「役は藤堂高虎です」と言われた時、「え、あの知る人ぞ知る、あの高虎!?」と、さらに嬉しかったです。「力強さ」だけではなく「知性」も感じられる高虎を演じられるように挑んでいきたいです。
松本怜生

石田三成役
豊臣政権を支えた秀吉の忠実なる家臣。近江国生まれの戦国大名。秀吉と柴田勝家が争った賤ヶ岳の戦いで活躍したほか、数字に強く太閤検地などでもその力を発揮した。秀吉の晩年には、25歳の若さで五奉行の一人となり、豊臣政権の中核を担う。
<コメント>
夢かと思いました。
昨年から毎日紙に書いていることがあり、それが「大河ドラマの出演が決まった!」でした。出演する妄想は密かにしていたのですが、、、いざ決まると実感が湧かなかったのが本音です。
“知的で冷酷、日本一の嫌われ者”なんてことも言われており、あまり良い印象を持たれていない武将ですが、歴史が勝者によってつくられる戦国の時代で関ヶ原の合戦に敗北した三成は一番の被害者な気もします。
秀吉のために最後まで戦い抜いた三成と共に「豊臣兄弟!」を最後まで戦い抜けるよう一心同体で頑張ります!!
濱田龍臣

斎藤龍興役
信長に徹底抗戦した、美濃・斎藤道三の孫。美濃国の大名。父・義龍が急逝し、14歳の若さで美濃斎藤氏の家督を継ぐ。父の代からの重臣、竹中半兵衛や美濃三人衆(稲葉良通・安藤守就・氏家直元)など優秀な家臣に恵まれていたが、若年ゆえに家臣の掌握に苦慮。かねてより美濃を狙っていた織田信長は、この機に攻勢を強めるも、龍興は徹底抗戦して信長を苦しめる。
<コメント>
「龍馬伝」以来、大河ドラマにまた出演出来る機会を頂けたのがとても嬉しい限りです。
龍興は織田勢から見ると敵、となるとは思いますが、覚悟と信念を持った、視聴者の皆様の心に残るようなお芝居をお届けしたいと思っています。
井上和(乃木坂46)

茶々役
浅井長政と織田信長の妹・お市の間に生まれた、茶々、初、江の“浅井三姉妹”の長女。やがて父が信長と対立し、敗死。お市が柴田勝家と再婚したことにともない越前に移る。賤ヶ岳の戦いで勝家が豊臣秀吉に敗れ、お市・勝家が北庄城で自害すると、その庇護下に入り、仇である秀吉の側室となる。
<コメント>
茶々役を務めさせていただけることに、とても驚きましたし、まだ信じられない気持ちです。今回、オーディションを受けさせていただけることがまずは嬉しくて、とにかくオーディションに真摯に向き合おうという気持ちで挑みました。
私は最初、茶々という人物に対して、気の強い女性という印象が強かったです。しかし調べていくうちに、実は自分の大切な人のために最善の策を取ろうと強く立ち続けた女性なのだと知りました。
激動の時代を激しく生きたこの茶々という女性の魅力を私なりに引き出せるよう、精一杯演じたいと思います。
菅井友香

まつ役
加賀国(石川県南部)の大名・前田利家の正室。学問や武芸に長け、夫・利家を支え、家を守るために尽力した。豊臣兄弟やその家族と深くかかわり、やがて豊臣政権下で利家が秀吉を支えるようになると、まつと寧々も親密な関係を築いていく。
<コメント>
夢であった大河ドラマへの出演のチャンスに、胸の高鳴りを感じつつ、当日は夢中でオーディションに臨みました。お話をいただいた際は、素晴らしいチームの皆さまとご一緒できること、そして戦国時代を力強く聡明に生き抜いたまつ役を託していただけることに心から感謝し、万感胸に迫る思いでした。
人生の全てを注ぎ、学びを深めながら、芯の強いまつを真っ直ぐ演じさせていただき、「豊臣兄弟!」の世界をまつとして盛り上げられるよう、全身全霊で挑みたいと思います!
(清水一)