宮崎あおいが号泣「ちょっとだけエスパー」大泉洋ら感無量のクランクアップ

12月16日に最終回を迎える、大泉洋主演のテレビ朝日系連続ドラマ「ちょっとだけエスパー」(毎週火曜よる9:00~9:54)から、大泉をはじめとする、キャスト8名のクランクアップの様子とコメントが公開された。
過密な撮影スケジュールのなか、“ちょっとだけのエスパー”を演じた8名のキャストは、同日にクランクアップ。座長としてチームを引っ張り続けた大泉は「嵐のような撮影期間でした。でも会う人みんなに『すごいね、あのドラマ』と言ってもらえるのが誇りでございました。来月くらいからまた(続編を)撮り始めてもいいんじゃないかと、私は撮る気満々ですので、また皆さんで集おうではありませんか!」とすでに再集結に思いをはせる。
また、13年ぶりの民放連ドラ出演になった四季役の宮崎あおい(崎はたつさき)は「とても楽しかったです! スタッフの皆さんの愛を感じて、インした日から終わるのが寂しかったけど、とても楽しく過ごさせていただきました」と語ると涙が止まらず。ほかのキャストのクランクアップ中も号泣した宮崎だったが、最後には大きな拍手に包まれて涙ながらも満面の笑みでクランクアップを迎えた。
花咲か系エスパー・桜介役で、これまでにないハイテンションな芝居に挑んだディーン・フジオカは「桜介をやれてよかったし、このメンバーで最後まで走り切れたこと、本当に最高のひと言です。心の中で永遠に咲き続けるような、そんな宝物のような日々をありがとうございました!」と笑顔。
アニマルお願い系エスパー・半蔵役の宇野祥平は、相棒の柴犬・佐助と別れる寂しさから、数日前からあえて距離を置いたりしていたが、クランクアップ日はべったり。佐助も別れを惜しむかのように、ラストカットの直前まで宇野の顔をなめたりかじったりする様子に周囲が涙を誘われた。レンチン系エスパー・円寂役の高畑淳子も「主演の大泉さん、こんな大変なスケジュールの中でも、あなたは面白いことを言って、私たちに優しくしてくださって…」と感謝を口にし「何かお役に立てるなら、またご一緒させてください!」と涙を目に浮かべて語った。
さらに、物語の中盤から「ヴィラン」として文太らと対峙することになった「Young3」キャストもクランクアップ。市松を演じた北村匠海は「1話の撮影の時にはまだ『あんぱん』の撮影をしていたのですが…最近見返してみたところ、あの頃はまだ役が抜けていなかったですね!」と苦笑しつつ「大先輩方が過密なスケジュールの中、日々撮影に挑んでいる姿を見て、“ヒーロー”だなと思いました!」と笑顔。桜介の息子・紫苑を演じた新原泰佑、音波系エスパー・久条役の向里祐香もそれぞれ寂しさをにじませながら無事にクランクアップを迎えた。
「ちょっとだけエスパー」は、映画『ラストマイル』などの脚本家・野木亜紀子がオリジナル脚本を手掛け、人生どん底のサラリーマン・文太(大泉)をはじめとする“ちょっとだけ”エスパーとなった登場人物たちが、世界を救う謎の任務に挑む“ジャパニーズ・ヒーロードラマ”。最終話は16日に放送される。
各キャストのクランクアップコメントと最終話のあらすじは以下の通り。
大泉洋
皆さんありがとうございました! 嵐のような3か月と10日の撮影期間でした。大変な中でもスタッフはクオリティを落とすことなく、誰が観ても面白く、会う人みんなに「すごいね、あのドラマ」と言ってもらえるのが誇りでございました。Bit5の皆さんといるのは楽しくて、タコパをしているのも愛しくて、Young3が来ても楽しい、素晴らしいキャストの皆さんでした。そして、宝物のようなセリフをたくさんいただいた野木さんの脚本には感謝しかございません!来月くらいからまた(続編を)撮り始めてもいいんじゃないかと、私は撮る気満々ですので、また皆さんで集おうではありませんか!皆さんお疲れ様でした!ありがとうございました!
宮崎あおい
とても楽しかったです! スタッフの皆さんの愛を感じて、インした日から終わるのが寂しかったけど、とても楽しく過ごさせていただきました。四季ちゃんとしてみんなと一緒に会話できるのが楽しくて、それがもう無いと思うと寂しいですが、スタッフの皆さんが目覚まし時計をかけずにゆっくり休んでもらえると思うと嬉しいです。ディーンさんが「3代目大泉洋を目指す」とおっしゃっていたので、私は2代目大泉洋を目指して精進したいと思います!(笑) ありがとうございました!
ディーン・フジオカ
このメンバーで毎日頑張ってきて、揃ってクランクアップできて嬉しく思います。桜介という役は最近演じていない役柄で、繊細な部分もありましたが、皆さんがかけてくださった優しい言葉や心遣いが桜介という花を咲かせてくれたなと思います。桜介をやれてよかったし、このメンバーで最後まで走り切れたこと、本当に最高のひと言です。心の中で永遠に咲き続けるような、そんな宝物のような日々をありがとうございました!
北村匠海
僕は1話の撮影の時にはまだ『あんぱん』の撮影をしていたのですが…最近見返してみたところ、あの頃はまだ役が抜けていなかったですね!(笑)。大変な日々を過ごしてきたので、その次のドラマがこの現場で良かったなと思いました。大先輩方が過密なスケジュールの中、日々撮影に挑んでいる姿を見て、「ヒーロー」だなと思いました!また皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。
高畑淳子
皆さん本当にお疲れ様でした!主演の大泉さんはこんな大変なスケジュールの中でも面白いことを言ってくださって・・・(笑)私が何かお役に立てるなら、またご一緒させてください!
宇野祥平
佐助ともどもお世話になりました。(撮影の出番が来て呼ばれる時に)最初は「半蔵さんと佐助お願いいたします!」と呼ばれていたのですが、終盤は「佐助さんと半蔵お願いします!」と呼ばれていました(笑)。皆さんとご一緒できて楽しかったですし、野木さんの脚本作を大泉さん主演でご一緒出来て、本当にうれしかったです!
新原泰佑
この作品の撮影期間中に25歳を迎えて、最高の25歳のはじまりだなと思いました。本当に嬉しかったです。パパ(ディーン・フジオカ)をはじめ、素敵なキャストの皆様と熱いお芝居をできたことが幸せでした。またご一緒できるように精進いたします。
向里祐香
皆さん本当にお疲れ様でした。現場では悩みながらもすごく楽しんで毎日撮影に来ておりました。終わっちゃうのが寂しいです。また会えたらいいな!
「ちょっとだけエスパー」最終話あらすじ
10年後、四季(宮崎あおい)が死ぬーー。その未来を阻止するためならば、1000万人の命を犠牲にすることを厭わない兆(岡田将生)。
孤立した人々を兆が操り、ミッションを遂行する理由……それはすべて、たったひとり四季を救うため。四季が死んでしまうという歴史を改ざんするために、2055年の未来から介入していたのだ。
すべてを知った文太(大泉洋)は、兆からの最後のミッション「四季にナノレセプターを飲ませる」を遂行した。飲めば10年後の悲劇を回避できる可能性はあるが、この半年の記憶を失い、文太たちのことは忘れてしまう。それでも、愛する四季を救うためにナノレセプターを渡して四季の前から立ち去ったのだった。
しかし、2人の《ぶんちゃん》の願いとは裏腹に、四季はナノレセプターを飲まずに、久条(向里祐香)から預かっていた“Eカプセル”をぼりぼりと何粒も口に頬張ってしまう。
一方、ノナマーレを解雇され、「今年中に死ぬ、世界にとっていらない人間」という真実を突きつけられた桜介(ディーン・フジオカ)、半蔵(宇野祥平)は生きる目的を失い、バラバラになっていた。円寂(高畑淳子)は、残る力を使って、人生を狂わせた結城(吉田鋼太郎)に復讐しようと彼の自宅に向かい…?
市松(北村匠海)に手を引くよう持ちかけた兆だったが、市松は反発、交渉は決裂した。目の前で崩壊したディシジョンツリーを見て兆は、市松、紫苑(新原泰佑)、久条に対し、ある恐ろしい計画を実行することを決意する。


