人間を口と肛門でつなげる『ムカデ人間』4Kで帰還!まさかの愛され伝説!
提供:トランスフォーマー

「人間を口と肛門でつなげる」という不謹慎極まりないアイデアに本気で挑み、世界中から賞賛と罵倒をほしいままにした伝説の衝撃作『ムカデ人間』が、日本公開15周年を記念して、最新の4K リマスター技術でより鮮明になって復活した!
想像しても誰もやらない、狂気の永久機関の映像化に挑んだカルト作は、いかにして人々に愛されるポップ・アイコンとなり、ここ日本でも爆発的な“お祭り”として受け入れられたのか? 8月21日(金)からの全国公開を前に、15年経っても色褪せない魅力と伝説を徹底紹介。皆さんを映画に「つ・な・げ・て・み・た・い~!」
こんなにすごかった!『ムカデ人間』が巻き起こした謎ブーム
ドイツ郊外の屋敷に囚われた、二人組の美しいアメリカ人女性と、なぜか拉致されてきた日本人のヤクザ。自由を奪われた彼らを前に、屋敷の主人である天才外科医ヨーゼフ・ハイター博士は、彼らを使って、人間を数珠繋ぎにした新たな生命体の誕生を宣言する……!
2009年にロンドンの映画祭で初上映され、数々の国際ホラー映画祭で受賞。その熱狂のまま2010年にアメリカで公開される。前の人間の排泄物を強制的に摂取させられるという、あまりにインモラルなストーリー。しかも、2番目と3番目に美女を配置するという、どこまでもタブーに挑む攻めすぎな内容は、当然の如く拒否反応も起こした。しかし同時に、恐怖と笑いの境界に立つクレイジーな演出の数々と映画の可能性を広げたチャレンジ精神は、数珠つなぎに熱狂的なファンを生み出したのだ。
アメリカでの公開日には、クエンティン・タランティーノが劇場に駆け付けるなど、インパクト絶大のビジュアルと作品の熱はクリエイター界隈にも派生し、ポルノ映画化やグッズ化をはじめ、数々のパロディーが誕生。遂には、アメリカのトップ長寿コメディーアニメ「サウスパーク」において、“某Pad”ならぬ“HumancentiPad”(ヒューマンセンタイパッド)まで登場する事態となり、ホラー映画の枠を越えたポップアイコンとしてファン層を世界に拡大させたのだった。なんと、あのハリウッドのトップスター、スカーレット・ヨハンソンもトークショーで嬉しそうに語っていたという。
日本上陸、満員御礼!令和に語り継がれる「お祭り」の記憶
人間を口と肛門でつなぐ“ヤバい”映画がある……その熱は徐々に日本にも伝わり、2011年に劇場公開がスタートすると、大ハシャギでムカデ人間にしつけをしたり、言うことを聞いてくれないことにイライラしたり、ムカデ人間の完成図が子供チックなイラストだったりするハイター博士、先頭ヤクザの音頭で「イッチ、ニ、イッチ、ニ」とハイハイするムカデ人間など、狂気とキュートのギャップにやられる観客が続出。レイトショーは満員御礼となり 連日大入りの大ヒットを記録した。
“ムカデ人間ブーム”は日本の著名人の間でも拡大し、某人気女優Kが映画館に設置された“顔抜きムカデパネル”に顔をはめた写真をブログにアップしたり、オシャレ俳優IがムカデTシャツを買い求めたという目撃情報が囁かれる事態に。ちなみに、シリーズ3作目『ムカデ人間3』のイベントには、今や実力派女優として人気を博す川栄李奈まで登壇している。
宣伝戦略もこの勢いに乗っかり、渋谷駅構内における特大ポスターの掲示、包帯でつながって来場すると鑑賞料が1,000円になる“ムカデ割引”、初対面の男女が北村昭博を囲んで飲み会をする“ディナーショー”の開催など、それは本当に必要だったのか? というほどのアイデアをぶち込んだPRを展開した。それはまさに、日本中が“ムカデ人間熱”に浮かされていたかのよう。日本が世界に誇るカワイイ文化のおかげなのか(?)日本での『ムカデ人間』人気は他の国を上回る勢いであったという。観ていなくても“ムカデ人間”のタイトルは知っているという日本人も多いだろう。
シックス監督もその『ムカデ人間』愛に応え、今回の4Kリマスターは、日本が世界に誇るラボ、 IMAGICA EMS において、洋画として初めてAIを用いた最新技術を用いて実現。シックス監督の情熱と日本の“ムカデ人間”愛がつながった、奇跡のリマスターの誕生となったのだ。より鮮明になった映像で、“ムカデ人間”の魅力が最大限に引き出される! 肌の質感から、あの“連結部”のディテールまで──粒子の一つひとつが蘇った映像は、配信やソフト鑑賞では決して味わえない劇場ならではの体験。かつて観た人にとっても、これは“初めてのムカデ人間”になるはずだ。
日本人俳優・北村昭博の熱演と監督トム・シックスの挑戦
そんな『ムカデ人間』と日本の関係を語るうえで外せない存在が、“ムカデ人間第一号”となるヤクザ・カツローを演じた俳優・北村昭博の存在だ。高校卒業後にアメリカに渡り、映画制作と演技を学んだ北村は、2009年に世界的大ヒットテレビドラマ「HEROES/ヒーローズ」(ファイナル・シーズン)に出演。海外で活躍する日本人俳優として注目をされていた彼の名を一躍広めたのが『ムカデ人間』だった。
劇中で絶大なインパクトを残し、映画のために日本で積極的にPR活動に参加した北村の存在は日本のエンタメ界でも注目され、本作の日本公開後、『あんのこと』(2024) などで知られる名監督、入江悠の手掛けた『SR サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』(2012)に出演し、フジテレビの大型時代劇「女信長」(2013)で天海祐希と共演するなど、逆輸入の形で日本で数々のドラマ・映画に出演した。現在はロサンゼルスに拠点を戻した北村だが、大ヒットNetflixシリーズ「コブラ会」に出演するなど、現在も精力的に活躍している。
北村と並んで、本作の狂気を支えたもう一人の立役者が、ハイター博士を演じたドイツの名優ディーター・ラーザーだ。半世紀にわたるキャリアを持つ彼は、徹底した役づくりでマッドサイエンティストに命を吹き込み、その鬼気迫る眼力と佇まいで、荒唐無稽な物語に恐ろしいほどのリアリティを与えた。2020年に惜しまれつつ世を去った名優の映画史に残る怪演が、4Kの鮮明な映像で再びスクリーンに蘇るのだ。
そして“『ムカデ人間』を作った男”トム・シックス監督。1作目では抑えめだった暴力描写をとことん突き詰めた『ムカデ人間2』、500人をつなげた『ムカデ人間3』を発表して『ムカデ人間』のユニバースを拡大させた後は、新作『ジ・オナニア・クラブ(原題) / The Onania Club』を制作。他人の不幸で快楽を得る女性たちを描くという、ポリティカル・コレクトネス(政治的・社会的に公正・中立な言葉や表現を使用すること)全無視の姿勢は今なお健在だ。大スタジオや世間の声に迎合しない、狂気の創作意欲の原点にして、映画の無限大の可能性を教えてくれる『ムカデ人間』。これ以上はないであろう最高画質でその狂気とポップな魅力を味わえる“祭り”の再開を体験しない手はない。当時を知らない世代もご心配なく。友達と、恋人と、“ネタ”半分で足を運ぶのがこの祭りの正しい作法。スクリーンの前では、誰もが平等に“つながる“ことができるのだから──。
映画『ムカデ人間 4K』は8月21日(金)より全国公開
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