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妻夫木聡が新聞記者役、松山ケンイチが左翼学生役で初共演決定!激動の日本を描く映画『マイ・バック・ページ』

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理想に燃える記者を演じる妻夫木聡(左)と左翼学生を演じる松山ケンイチ(右)
理想に燃える記者を演じる妻夫木聡(左)と左翼学生を演じる松山ケンイチ(右)

 日本を代表する若手俳優である妻夫木聡松山ケンイチの二人が、2011年公開の映画『マイ・バック・ページ』で初共演することが明らかになった。妻夫木は理想に燃える若手記者役で、松山はその若手記者を挫折に追い込む左翼学生を演じる。監督は映画『リンダ リンダ リンダ』『天然コケッコー』の山下敦弘で、今月中旬にクランクインする。

 原作は映画評論、翻訳など多彩に活躍する川本三郎が、60年代から70年代にかけての自身のジャーナリスト時代を振り返ったノンフィクション。それを3年近くの歳月を費やしてフィクションとして再構成し、現代の若者の心にも響く青春の葛藤(かっとう)を描いた社会派エンターテインメントとして映画化。川本氏は「若い人たちがあのころの青春をどうとらえるのか、身が引き締まる思いです」と今の時代を担う山下監督にバトンを手渡した。

 大河ドラマ「天地人」で主演を務めた妻夫木も、映画『ノルウェイの森』など2010年も話題作に出演する松山も、物語の舞台となる1969年にはまだ生まれてもいない。だが山下監督は「妻夫木くんの魅力は常に地に足着いていて、等身大の僕らの目線で共感できる人間を演じきるところ」で、「松山くんの魅力はその特異な存在感で観客を別の世界へ連れて行ってくれるところ」と語るように、正反対の二人。監督自身も「二人がどんな芝居で対決するのか楽しみでしょうがない」と期待するように、これが初めてとなる二人の共演には誰もが興奮を隠せない。

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 理想に燃える若手記者を演じる妻夫木はこの物語が描かれた時代背景を「どこにもない何かに自分の存在価値を求めようとした時代」と表現し、「ただ通り過ぎていく今のこの時代に少しでも足跡が残せたらいいなと思います。そして松山君と共に僕らの時代を描きたい」と役柄そのままの真っすぐなメッセージを述べた。一方、若手記者を挫折に追い込む左翼学生を演じる松山は「とても面白い役なので、演じるのがとても楽しみです。山下監督や妻夫木くんと共に必ず最高の作品を作ります」と妻夫木のメッセージを受けて立つ。そんな二人を脇で固める役者には忽那汐里石橋杏奈中村蒼といった新進気鋭の若手から、舞台を中心に活躍する長塚圭史山内圭哉、さらには三浦友和といったベテランまで実力派ぞろいだ。

 激動の時代を生きた人々を、今の時代にどのようにドラマ化するのか。主演二人はもちろんのこと、山下監督の手腕にも期待がかかる。

映画『マイ・バック・ページ』は2011年公開予定

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