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『ダークナイト』『ハングオーバー』レジェンダリー・ピクチャーズがワーナー・ブラザーズを離れる

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レジェンダリー・ピクチャーズとワーナー・ブラザーズが製作した映画『ダークナイト』より
レジェンダリー・ピクチャーズとワーナー・ブラザーズが製作した映画『ダークナイト』より - Paul Kane / Getty Images

 レジェンダリー・ピクチャーズとワーナー・ブラザーズが8年に及ぶパートナーシップを終了させるようだ。レジェンダリーおよびワーナーの関係者が、両社の契約交渉はまとまらず、契約満期をもって別々の道を行くことになったと認めたという。Varietyが報じた。

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 レジェンダリーとワーナーは2005年に共同製作&出資の契約を結び、映画『ダークナイト』3部作や『スーパーマン リターンズ』『300 <スリーハンドレッド>』『ハングオーバー』シリーズなどのヒット作を製作。まもなく公開される作品には『パシフィック・リム』『マン・オブ・スティール』などがあり、両社はハリウッドで最も成功したパートナーシップといわれるまでの関係だった。

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 しかしThe Hollywood Reporterによると、レジェンダリーは近年、製作費の大部分を自社でまかない作品の権利を保有したいと考えるようになったほか、人気ゲーム「ウォークラフト」映画版など独自の企画を進めるように。一方でワーナーも、DCコミックの映画化作品では『ハリー・ポッター』シリーズで成功したように、共同出資を募らずに自社で進めて利益を独占したいと考えるようになったという。そのため交渉はまとまらなかった。

 レジェンダリーは、ワーナーとの交渉を終えた今、20世紀フォックス、ソニー・ピクチャーズ、ユニバーサル・ピクチャーズと配給および将来的な共同出資の契約交渉を進めているとのこと。Deadline.comは今週中にライオンズゲートとも交渉すると報じているが、現在のところ最有力なのはテーマパークやテレビ局を持つユニバーサルという見方が強い。

 その理由としては、レジェンダリーの代表トーマス・タルが、映画だけでなく、テレビ、デジタルコンテンツ、コミックなどにもレジェンダリー製作の映画を発展させていきたいと考えていることが挙げられる。また、タルは『パシフィック・リム』の全米公開前の7月4日までにどこかと契約を結ぶつもりだといわれている。映画界の今後を占うレジェンダリーの動向に注目だ。(編集部・市川遥)

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