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『マトリックス』監督の新作SFにテリー・ギリアム出演!劇中カット公開

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映画『ジュピター』よりテリー・ギリアム出演シーン
映画『ジュピター』よりテリー・ギリアム出演シーン - (c) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND VILLAGE ROADSHOW FILMS(BVI)LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.

 映画『マトリックス』シリーズで知られるラナ&アンディ・ウォシャウスキー姉弟の新作SFアクション映画『ジュピター』に、俳優として出演しているテリー・ギリアムの劇中カットが公開された。ギリアムは、ミラ・クニス演じるヒロインが王家の一員としての資格を正式に認めてもらうために向かう、連邦本部を構成する各部署が配置されている迷宮のような場所に居る、紋章印を管理する大臣を演じている。

映画『ジュピター』フォトギャラリー

 メガホンを取った『未来世紀ブラジル』『12モンキーズ』などのSF映画がカルト的人気を誇るギリアムは、「ウォシャウスキー姉弟から、『未来世紀ブラジル』風の世界で化石みたいな役人をやってくれないかと頼まれたら、嫌だと言えると思うかい?」と本作に出演することになった経緯を説明。「わたしは前から彼らのファンなんだよ。彼らは頭がいいし、実に素晴らしい作品を作る」とウォシャウスキー姉弟を絶賛した。

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 本作には『スター・ウォーズ』『2001年宇宙の旅』など名作SFへのオマージュが盛り込まれており、ギリアムの出演シーンも『未来世紀ブラジル』をほうふつさせるもの。コミカルな演技を見せたギリアムは「気難しい老いぼれじいさんを演じるのはけっこう楽なもんだよ。かがんで、背中を丸めて、ヘンテコな声でしゃべり始めたら出来上がりだ。わたしがカメラの前で何かしたのはじつに久しぶりだった」と振り返っている。

 『ジュピター』は、「全人類は宇宙最大の王朝に支配されていた」という設定の下、地球に育ちながらその王位を継ぐ運命を背負った女性ジュピター(ミラ)と、遺伝子操作によって狼の遺伝子を持って生まれた遠い星の最下級の戦士ケイン(チャニング・テイタム)の壮大な冒険を描いたSFアクション。ウォシャウスキー姉弟にとって『マトリックス』シリーズ以来となる完全オリジナルストーリーの作品として注目されている。(編集部・市川遥)

映画『ジュピター』は3月28日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国公開

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