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『思い出のマーニー』西村P、ジブリの状況をオスカーイベントで報告

第88回アカデミー賞

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米林宏昌監督と西村義明プロデューサー
米林宏昌監督と西村義明プロデューサー - Jordan Murph / (C) AMPAS

 第88回アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされている映画『思い出のマーニー』の米林宏昌監督と西村義明プロデューサーが、現地時間25日にアメリカ・ロサンゼルスで行われた同部門の候補者が集まるイベントに出席し、同作やジブリの状況について海外の観客に向けて語った。

【そのほか写真】米林監督ら、有名アニメーターたちと!

 この日は『ベイマックス』のドン・ホール監督とクリス・ウィリアムズ監督、製作のロイ・コンリらが司会として出席。長編作品の日本を沸かせたジブリの状況はトップクリエイターも気になるようで、西村プロデューサーに向けて「何が起きてるの?」とストレートな質問が飛んだ。

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 その問いに西村プロデューサーは、「実際に僕らは今ジブリにいません」と回答。「スタジオジブリは長編アニメーション映画を一旦休止するということにしました。ただ、宮崎駿はジブリ美術館で短編映画を作っているし、僕らは新しい作品のために新しい場所を用意しようとしています」と報告した。

 また、『かぐや姫の物語』に続いてノミネート作品を手掛けたことで、「ちゃんと寝てる?」とジョーク交じりに心配される場面もあった西村プロデューサー。2本の製作が同時に進行していたと切り出すと、「鈴木敏夫プロデューサーから原作を手渡され、『スタジオジブリは長編を作るのをやめる。だけど米林宏昌監督、西村義明というプロデューサーには未来があって、その二人がどんなものを作るか見てみたいんだよ。だから1本やってくれないか』と言われ、3~4時間睡眠で何年かはやっていました」と苦労を明かした。

 そんな本作は、イギリスの作家・ジョーン・G・ロビンソンによる児童文学が原作。「宮崎駿監督がとても好きな作品だったが、主人公の内面の世界を描くのがとても難しくて映像化できなかった」という米林監督は、「この作品のテーマは水。アニメーターにとって水を描くのは技術的に大変なんですけど、映画を観終わった宮崎監督に水の表現がよかったと言ってもらえたので、よかったなと思っています」と安堵(あんど)の表情を見せていた。(編集部・入倉功一)

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