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クロエ・モレッツvs.グレムリン!爆撃機が舞台のぶっ飛び空中ホラー

戦うクロエ! - 映画『シャドウ・イン・ザ・クラウド(原題)』より
戦うクロエ! - 映画『シャドウ・イン・ザ・クラウド(原題)』より - Courtesy of TIFF

 『キック・アス』のクロエ・グレース・モレッツが主演を務めたアクションホラー映画『シャドウ・イン・ザ・クラウド(原題) / Shadow in the Cloud』が第45回トロント国際映画祭で上映された。第2次世界大戦時、大型戦略爆撃機B-17内で女性蔑視の男性乗組員たち、そしてグレムリン(!)を相手に死闘を繰り広げる婦人空軍士官の描いた本作は、ぶっ飛んだジャンル系映画が集まるミッドナイト・マッドネス部門に選出された。

【画像】かわいすぎ!美少女ヒットガールことクロエ・モレッツ成長の軌跡

 クロエ演じる士官のギャレットは最重要機密だという荷物を手に離陸寸前のB-17に乗り込むも、そこは男性優越主義者の乗組員ばかりで、彼女は機体下部にある球形の銃塔(ボールターレット)に入れられてしまう。飛行機にイタズラをするという伝承上の生き物グレムリンが機体に取りついているのを目撃した彼女がすぐさま報告するも、男たちは信じずに彼女の素性や目的を疑い出し、さらには日本の零戦まで現れ……。クロエはボールターレットの中、孤軍奮闘する主人公をパワフルに演じ切っている。今年のトロント映画祭はプレスに関してはバーチャルで行われているが、通常通り、現地で深夜に上映されたとしたら、クロエとグレムリンの壮絶なバトルに会場は大いに沸いたはずだ。

 メガホンを取ったのは、中国系ニュージーランド人女性監督のロザンヌ・リアン。リアン監督はハチャメチャで血みどろの展開で楽しませつつ、第2次世界大戦で実際に活躍した女性パイロットたちをたたえる映画に仕上げている。(編集部・市川遥)

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