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妻の秘密を辿った果てに…西島秀俊×濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』90秒予告

映画『ドライブ・マイ・カー』より
映画『ドライブ・マイ・カー』より - (C) 2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会

 第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門への出品が決定したことでも注目を浴びる映画『ドライブ・マイ・カー』(8月20日公開)の90秒予告映像が公開された。

『ドライブ・マイ・カー』90秒予告

 本作は、西島秀俊を主演に迎え、村上春樹の短編小説を『寝ても覚めても』の濱口竜介監督が映画化した人間ドラマ。脚本家である妻を失った喪失感を抱えて生きる舞台俳優兼演出家の家福悠介(西島)が、ある過去をもつ寡黙な専属ドライバー・みさきとの出会いを機に、それまで目を背けていたあることに気づかされていく姿を描き出す。

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 今回公開された90秒の予告映像は、愛車であるサーブを走らせる家福(西島)と、その助手席に乗る妻の音(霧島れいか)の一見穏やかなシーンから始まる。「今晩帰ったら少し話せる?」と音が、胸に秘めた思いを打ち明けようとする一方で、俳優の高槻(岡田将生)が「奥様にはいつもお世話になっています」と音と親密そうな気配を漂わせ、それを家福が笑顔で迎え入れるシーンが続く。

 その後は、幸せそうな日々から一転、音が突然この世を去ってしまう展開や、寡黙なドライバーのみさき(三浦透子)との出会い、演劇のオーディションで再会する高槻などが映し出されていく。みさきや高槻との時間を経て、妻の音から聞くことができなかった秘密と喪失感と向き合うことになる家福。高槻やみさきの印象的な言葉が続き、後半には舞台上での銃声、カセットテープ、ミラー越しのみさきの姿などの印象的なショットが連なり、家福が辿る葛藤と波乱の運命を予期させる仕上がりとなっている。(編集部・大内啓輔)

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