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『シャン・チー』MCU映画25本目で実写化 マーベル社長が手応え「一番いい形」

フェーズ4でMCU入りを果たしたシャン・チー
フェーズ4でMCU入りを果たしたシャン・チー - (C) Marvel Studios 2021

 映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(全国公開中)を製作したマーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のフェーズ4で同作を製作した経緯について、アジア各国メディア向けのプレスデーで語った。

【画像】MCU最高峰のアクション!『シャン・チー/テン・リングスの伝説』

 「ワンダヴィジョン」を筆頭とするドラマシリーズ3本に続き、映画『ブラック・ウィドウ』、アニメーションシリーズ「ホワット・イフ…?」と世界観が少しづつ見え始めたMCUフェーズ4。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』は、MCUの記念すべき1作目『アイアンマン』から暗躍する犯罪組織テン・リングスが再登場するなど、MCU映画25本目にして原点回帰を図った一本だ。

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 1973年に原作コミックで初登場したシャン・チーは、50年近くの歴史があるキャラクター。ファイギによると、シャン・チーはマーベルが作成した「映画化される可能性があるキャラクターリスト」に20年以上前からピックアップされていた。「マーベルでの最初の数年間、コミックを丹念に見ていったり、この仕事を始める前にすでに作られていた、素晴らしい映画のヒーローになり得るキャラクターのリストを漁った。シャン・チーは、そのリストに20年以上にわたり入っていたよ」

 マーベル・スタジオは、2008年公開の『アイアンマン』を皮切りに、ソー、キャプテン・アメリカといったヒーローを次々と実写化し、最強ヒーローが一堂に会した『アベンジャーズ』(2012)でMCUを唯一無二のユニバースとして確立させた。そして、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)でインフィニティ・サーガを完結させた同スタジオは、より新鮮なヒーローを映画化することに。「素晴らしいキャラクターたちのリストに戻ろう」と決断したファイギは、ようやくシャン・チーの映像化に踏み切った。

『シャン・チー/テン・リングスの伝説』プレミアに出席したケヴィン・ファイギ - (C) Marvel Studios 2021

 「ありがたいことに、マーベル映画は正しい時期に起きる」とファイギ。映画化の時期が変わっていたら、主演のシム・リウや共演のトニー・レオンは起用できなかったと断言し、このタイミングでの製作が「一番いい形」だと手応えを感じた様子。「もし『シャン・チー』を5年前、10年前に作ろうとしたら、シムは若過ぎただろうし、デスティン(・ダニエル・クレットン)は監督する立場にいなかったかもしれない。そしてトニー・レオンは、ハリウッド映画に出演することに興味を示さなかったかもね。(映画化のタイミングは)一番いい形で、『シャン・チー』の場合は明らかにうまくいったよ」

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 シャン・チーを映画化するにあたって、ファイギは「コミックにある時代遅れの要素を捨てて、もっと敬意を表した、意味のある方法で作り直す」ことを徹底。「『シャン・チー』はMCU長編映画の25本目で、観客はマーベル映画を信頼してくれている。彼らは常に、原作の核やスピリットを維持しながらその題材がどのように脚色されているかを見ていて、私たちは(映画の題材を)より現代的な感性に合わせることができる。私たちはこうしたことに喜んで挑戦する。コミックのキャラクターに敬意を払ったものであると感じられる限りね」と自信たっぷりに語っていた。(編集部・倉本拓弥)

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