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「カムカムエヴリバディ」トミー役の早乙女太一、忘れられないジョーとのセッション

トミー役の早乙女太一
トミー役の早乙女太一 - (C) NHK

 現在放送中の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土、NHK総合・午前8時~ほか、土曜は1週間の振り返り)で、トミー役を務めている早乙女太一。撮影でもっとも印象に残ったという演奏シーンについて語った。

熱きセッション!「カムカムエヴリバディ」場面カット【写真】

 連続テレビ小説の105作目にあたる「カムカムエヴリバディ」は、岡山・大阪・京都を舞台に、昭和から令和にかけての時代にラジオ英語講座とともに歩んだ祖母・母・娘の3世代親子を100年にわたって描くファミリーストーリー。連続テレビ小説としては初となる3人のヒロインが登場し、上白石萌音深津絵里川栄李奈がリレーを繋いでいく。

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 早乙女が演じたのは、木暮洋輔の営むジャズ喫茶を拠点に活動するミュージシャンで、追っかけのグルーピーもいてアイドル的な人気を誇るトミー。当初は、クリーニング集配に訪れるるいにちょっかいをかけてくる調子のいい男……という雰囲気を醸し出しつつも、実は誰よりも錠一郎(オダギリジョー)のことを思う熱い一面も持ち合わせていたのだった。ライバルとしてトランペットのコンテストに参加した際には、勝敗をこえてセッションするシーンが印象を残した。

 コンテストに勝利し、上京した錠一郎がトランペットが吹けなくなったという苦難を知り、医者を探したり、強く励ましたりするなど、献身的に動いていたトミー。ジャズ喫茶「ナイト・アンド・デー」に現れた奈々(佐々木希)から錠一郎の代わりとして誘いを受けた際には「ふざけんなよ!」と激怒し、「ジョーは治る。絶対、治る!」と力強く断言。その男気たっぷりな姿には、SNSを中心に視聴者から絶賛の声が寄せられていた。

 第13週では、るい(深津)は錠一郎とともに生きることを決心し、新たな門出を迎えることになった。二人がどのような未来を切り開いていくのか、そしてトランペットを吹く日は来るのか。世代を超えて繋がれていく物語に目が離せない。(編集部・大内啓輔)

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Q:「カムカムエヴリバディ」に出演することが決まったときのお気持ちは?
“朝ドラ”に出演できるということはもちろんですが、深津絵里さんやオダギリジョーさんなど、子どものころから見ていて憧れを持っている豪華な出演者の方たちの中に入ってできるということが、本当にうれしいです。

Q:ご自身の役柄の印象は?
トミーを演じていて感じるのは、表面から作る人だなということです。プレイスタイルもそうだし、ファンの子たちへの接し方も含めて、自分自身をパフォーマンスしているというか、トミーという男のイメージをちゃんと作ろうとしている印象を受けます。性格の面でも環境の面でも、結構近しい感じがしているので、そういった意味では共感できる部分もあります。トランペットの経験は、これまで全くないので、いちから練習しました。むしろ、撮影よりもトランペットの練習に時間を割いてきたといえるほどです。さらに途中で演奏する曲も増えたんですよ。でも、最初の特訓のおかげで新曲もかなりなじんできました。最初はトランペッター役と聞いてすごくかっこいいなと思って、この役をやらせてもらったらそれなりに吹けるようになるかなと軽く考えていたんですが、そんなに甘いものじゃなく難しくて。でも、この役のおかげでジャズを楽しんだり、音楽で戦う人たちを知ることができてうれしいです。

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Q:撮影時の雰囲気や、印象に残ったシーンは?
僕自身は一番年下なんですが、設定上はみんな同世代ということで、大先輩たちと同世代というのがとても不思議な感覚で、最初はなんだかふわふわしていました。トミーは登場人物の中で一番偉そうな態度なので落ち着かなくて。でも最近はようやくなじんできました。撮影していちばん印象に残っているのは、やっぱりジョーとのトランペットのセッションですね。トランペットの練習もずっと別々だったので、このシーンの撮影の時に初めて二人で演奏したので、すごく印象に鮮明に残りました。

Q:放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
この作品は、登場人物がみんな異なる環境で悩みを抱えていて、それぞれがちゃんと立ち向かっていきます。トミーが生きた時代は戦後の激動の移り変わりがあり、環境がとても大きく変化しています。そういう中で「音楽で成功するぞ」という強い意思を持ったトミーがいて、「この人と一緒に生きたい」という気持ちを大切にしているジョーがいる。それぞれが自分の人生に向き合っていて、ものすごく魅力的な作品だと思います。現代って適当に生きようと思えば生きられる感じがします。でも、僕自身もちゃんと生きなきゃと思えてきますし、登場人物たちが苦悩しながらも生きている姿がものすごく輝いて見えます。それがこの作品のいちばん魅力的なところだと僕自身は思いますので、そこを楽しんでもらえたらうれしいです。

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