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「舞いあがれ!」佳晴がついに結婚!一世一代のプロポーズシーンができるまで

(C) NHK

 連続テレビ小説「舞いあがれ!」の第23週が現在放送中。久留美(山下美月)の父である佳晴(松尾諭)が、舞(福原遥)の力も借りてカフェ「ノーサイド」の店主・津田道子(たくませいこ)に一世一代のプロポーズを行った。制作統括を務める熊野律時チーフ・プロデューサーが佳晴を演じる松尾の魅力や、佳晴のプロポーズをドラマに盛り込んだ理由などを明かした。

【画像】プロポーズ直前の佳晴

 連続テレビ小説の第107作となる「舞いあがれ!」は、ものづくりの町・東大阪や五島列島でさまざまな人との絆を深めた舞が、空への夢に向かっていく姿を描く物語。御園(山口紗弥加)とともに「こんねくと」を設立した舞が、東大阪の工場と技術を守るため、新製品を作り消費者に届ける仕事に取り組み始めた。

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 第23週に登場したさまざまなエピソードの中でも、佳晴が結婚を申し込むシーンはとりわけ視聴者を幸せにさせるエピソードとなったはず。熊野は佳晴のプロポーズシーンを振り返り「プロポーズで佳晴さんがラガーマンの格好で出てくる。これが彼の勝負服なんだろうなと私も思いました」と嬉しそうな表情で話す。

 「佳晴は仕事を細々とやりながら、頑張って生きている。そんななか、自分の思いをあそこで伝えるんです。不器用で、上手くやれているわけでもなんでもないけど、道子はその佳晴のプロポーズを受け止めます。『ノーサイド』での撮影時には、出演者もみんな喜んで演じているという感じでした。その場がとても幸せなムードに包まれたのを覚えています」

 このプロポーズシーンをドラマに盛り込んだ理由については「佳晴は社会的な成功などにはなかなか縁がない人。だけど、地道に一生懸命生きてきた。佳晴さんに幸せになってほしいという思いも込めました。そういう人が報われていく、その人なりの幸せを掴んでいく姿を物語の中できちんと描きたかった」と説明する。

 佳晴を演じた松尾についても、役者としての実力を改めて絶賛。「佳晴のキュートな味わいというものをしっかり出してもらった。おじさんだけど可愛さが滲んでくるような(笑)。もちろんシリアスなシーンもありますが、ダメな感じも出しつつ、憎めない感じ、可愛らしい感じがある。そんな一生懸命生きているからこそ出てくる愛らしさを演じさせたらピカイチな素晴らしい俳優さんだなって改めて思っていました」と話す。

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 一方の道子を演じたたくまとはかつて熊野が「純情きらり」(2006)で一緒に仕事をしたことが起用の理由の一つになったという。「道子さんは『ノーサイド』を切り盛りするような人。大阪のいい感じのノリで、ボケたり、突っ込んだりするし、明るくさっぱりした、朗らかな性格で常連の人を惹きつける存在。たくまさんはお芝居も上手だし、この役にぴったりだと思っていました。たくまさんならきっとやってくれるということで、こちらからお願いしました」と話していた。(取材・文:名鹿祥史)

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