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「大奥」大東駿介の“塩対応”慶喜が「原作まんま」

大東駿介演じる一橋慶喜
大東駿介演じる一橋慶喜 - (C)NHK

 14日に放送されたよしながふみ原作のNHKドラマ「大奥」シーズン2(NHK総合・毎週火曜午後10時~10時45分ほか)の後半パート「幕末編」第17回で、朝ドラ「らんまん」の元彰義隊・倉木隼人役も話題を呼んだ大東駿介演じる一橋慶喜が初登場。原作でもヒールに近いポジションで描かれていたが、「慶喜がめっちゃ慶喜!」「原作まんま」と反響を呼んだ。

【画像】気高く美しいと評判!草なぎ剛の徳川慶喜

 美しい胤篤(福士蒼汰)が将軍・家定(愛希れいか)の正室となり、大奥内が華やぐなか、家定は跡継ぎ問題に頭を悩ませていた。水戸徳川家・斉昭の息子で一橋家の当主・一橋慶喜(大東駿介)か、紀州徳川家の若き福子(志田彩良)か。家定は胤篤に「慶喜は跡継ぎにせぬ」「他人を思う心がない」ときつく言い渡していたが、顔合わせの場ではその言葉通りの人柄に胤篤がドン引きすることとなった。

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 社交上手な胤篤は「たいそう英明なお方であるとご評判は聞いております」と慶喜を持ち上げるも、慶喜は「過分なお言葉、恐悦至極にございます」と恐縮するかと思いきや、「しかしながら……英明とは御台様にこそふさわしいお言葉にございましょう。分家筋にありながら(島津)斉彬様のお目に留まりこうして御台所にまで栄達されたのですから」とチクリ。家定が外交に意見を求めても「特にございませぬ」とピシャリ。次の将軍とも噂される慶喜に何の考えもないわけがないだろうと指摘する家定に、「私ごときが次の将軍になど……将軍につくのはわずかな例をのぞき“女”ばかり! 男である私にはとてもとても……将軍職など務まりませぬ」と、うやうやしく頭を下げた。あまりにとりつくしまもない様子に、温厚な胤篤も独特な表現でディスっていた。

 近年では大河ドラマ「青天を衝け」(2021)で草なぎ剛が演じた穏やかで聡明な慶喜が人気を博していたが、よしながふみの漫画「大奥」で描かれる慶喜はそれとはかなり異なるイメージ。ドラマでも原作通り、眉一つ動かさず能面のような表情とセリフの抑揚で“毒”を表現した大東に、SNSでは「すっごい原作に忠実」「嫌な慶喜」「慶喜怖い…」「慶喜最高」と興奮の声が続々。胤篤が慶喜を表した「慇懃無礼が衣を着て歩いているよう」との言葉に対する反応も多く、多くが笑いマークをつけて復唱していた。(編集部・石井百合子)

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