目が合った人に襲われまくる男の不条理スリラー『またヴィンセントは襲われる』公開決定
目が合っただけで、周囲の人々に襲われるようになってしまった男を描くフランス発のサバイバルスリラー『またヴィンセントは襲われる』が、5月10日に全国公開されることが決定し、日本公開版ポスタービジュアルと予告編が解禁された。
本作の主人公、ヴィンセントはある日、職場で働いていたインターン生から突然暴行を受ける。ケガが癒える間もなく今度は別の同僚にも襲われてしまうが、加害者たちは襲撃時の記憶を全く覚えておらず、「事件の原因は被害者の方にあるのでは」とあらぬ疑いをかけられる事態に。しかしやがて、見ず知らずの他人すらも彼の命を狙ってくるようになり、「自分と目線が合った瞬間に、人々は襲いかかってくる」という襲撃の法則をかろうじて発見したヴィンセントは、生き残りをかけた自衛を開始する。
監督は『群がり』のステファン・カスタングが務め、第76回カンヌ国際映画祭の批評家週間に選出され、ゴールデンカメラ賞にノミネート。主人公ヴィンセントを演じたカリム・ルクルー(『バック・ノール』)はシッチェス・カタロニア国際映画祭では最優秀主演俳優賞を獲得するなど、世界各地の映画祭で評価された。(編集部・入倉功一)
映画『またヴィンセントは襲われる』は5月10日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館他で全国公開