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『キングオージャーVS』スパイダークモノス&キョウリュウブルー演じ分け秘話 スーツアクター・高田将司の奮闘

スパイダークモノスとキョウリュウブルーを担当したスーツアクター・高田将司
スパイダークモノスとキョウリュウブルーを担当したスーツアクター・高田将司

 Vシネクスト『キングオージャーVSドンブラザーズ』『キングオージャーVSキョウリュウジャー』でスパイダークモノスとキョウリュウブルーのスーツアクターを担当した高田将司がインタビューに応じ、異なるヒーローを演じることについて、変身前の俳優や監督との裏話を交えて語った。

【動画】タロウ&ギラの仲良しトーク!『キングオージャーVSドンブラザーズ』Wレッド対談

 スーパー戦隊「VSシリーズ」第30作は、2月に最終話を迎えた「王様戦隊キングオージャー」と「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」「獣電戦隊キョウリュウジャー」がコラボレーションする初の2本立て構成。『キングオージャーVSドンブラザーズ』は、死の国ハーカバーカを舞台にキングオージャーとドンブラザーズの直接対決を描き、『キングオージャーVSキョウリュウジャー』では、キョウリュウジャーが時空改変の影響で宇蟲王となったギラに挑む。

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スパイダークモノスは「力強さを出しすぎないこと」

高田が演じたスパイダークモノス - (C) 2024 東映ビデオ・バンダイ・東映 (C) テレビ朝日・東映AG・東映

 追加戦士のスーツアクターとして「キングオージャー」テレビシリーズに途中参加した高田は、地帝国バグナラクの王となる“語り部”ジェラミー・ブラシエリ(池田匡志)が王鎧武装して変身するスパイダークモノスを担当した。

 「(ジェラミーは)第1話から語りとして登場していて、池田くんはすでにジェラミーを構築していたと思うので、僕が初めて彼の芝居を見た時には、キャラクターがかなり出来上がっているように見えました。蜘蛛仮面として出てきた時も、監督から『もっとこうして』という要望もあまりなくて、どんどん撮影が進んでいきました。他の5人と絡んでいく中で、役の幅が広がって、実は世間とずれていたりとか、コミカルな部分は池田くんが出していきました」

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 スパイダークモノスは、蜘蛛の如くしなやかでトリッキーな動きが特徴的だ。撮影では、ワイヤーを駆使して軽快なアクションが生み出された。「基本的な動きは、アクション監督があらかじめイメージを作ってくださるので、僕は決められた動きを演じていました。スパイダークモノスは、力強さをあまり出さないように注意しています。僕が今までやらせていただいた役は、割と元気いっぱいだったり、気持ちを前面に出す熱血さを備えていることが多かったので、今回はしなやかさを出すように意識していました」

肩の力を抜いて演じるキョウリュウブルー

キョウリュウジャーも全員集結! - (C) 2024 東映ビデオ・バンダイ・東映 (C) テレビ朝日・東映AG・東映

 テレビシリーズ第32話と第33話では、Vシネクストに先駆けて、10周年を迎えた「キョウリュウジャー」とのコラボ回が描かれた。高田はかつて、“ノッさん”こと有働ノブハル(金城大和)がキョウリュウチェンジするキョウリュウブルーのスーツアクターも務めており、スパイダークモノスと一人二役で演じ分けた。

 「キョウリュウブルーは初めて演じたレギュラーのヒーローなので、思い入れがあります。ノッさんは面白おじさんのようなフランクな役柄なので、スパイダークモノスよりも少し肩の力を抜いて演じることができます。気持ちも楽になれたので、とても楽しかったです」

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 『キングオージャーVSキョウリュウジャー』では、金城はもちろん、主演の竜星涼をはじめ、斉藤秀翼塩野瑛久今野鮎莉丸山敦史飯豊まりえといったオリジナルキャストが再集結する。高田は「この10年間でいろいろな仕事を経験して成長してるはずなんですけど、キョウリュウジャーとして戻ってくると、みんな変わっていないんです。みんなでワイワイお喋りしていました」と懐かしそうに振り返った。

大事なのは楽しく演じること!坂本組の良さ

コミカルなスパイダークモノスが見られる?

 「獣電戦隊キョウリュウジャー」テレビシリーズでメイン監督を務め、Vシネクストでも監督&アクション監督を兼任した坂本浩一が手がける、素面アクションも見どころの一つ。「坂本監督は、アクションをかっこよく見せたいという強いこだわりがあります。みんなに少し難しいことを要求して、さらにかっこよく演出する撮り方は、監督の素敵なところです。素面アクションは、長いカットや手数が多くて難しい時もありますが、キャストはそれを難なくこなすんです。新作を観れば、当時の『キョウリュウジャー』が帰ってきたと間違いなく思っていただけるはずです」

 キャストやスーツアクターのアイデアを積極的に取り入れることも、坂本組の醍醐味だと高田は強調する。「キョウリュウブルーのコミカルな動きとかは、僕と金城さんで『こうやろう』と提案してやっていました。坂本監督も笑ってよしと言って、シーンを面白く成立させてくださるので、本人たちが楽しく演じていたらOKという雰囲気でいつも撮影していました」

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 一つの作品でヒーローを演じ分けたのは「おそらく僕だけです」と笑顔で語った高田。「スパイダークモノスとキョウリュウブルーの違いがうまく出ているはずですが、『あれ、スパイダークモノスもちょっとコミカルに寄っちゃっているんじゃない? キョウリュウブルーなのにかっこつけすぎじゃない?』という点にもぜひ注目して観ていただきたいです(笑)」とアピールしていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

Vシネクスト2本立て『キングオージャーVSドンブラザーズ』『キングオージャーVSキョウリュウジャー』は4月26日(金)より新宿バルト9ほか期間限定上映/Blu-ray&DVDは10月9日(水)発売

『キングオージャーVSドンブラザーズ』Wレッド対談 酒井大成&樋口幸平がお互いに聞きたいこと、ブンブンジャーの変身に憧れ » 動画の詳細
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