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表現者としての初期衝動を感じずにはいられない

2021年12月24日 くれい響 灯せ ★★★★★ ★★★★★

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灯せ

上映が中止になった映画監督、公演が中止になった舞台俳優、そしてライブが中止になったラッパーと、緊急事態宣言によって、行き場がなくなった3人のアーティスト。灯りが消え、静寂した渋谷や新宿の街並みとともに、彼らの姿が綴られていくなか、次第に安楽涼監督おなじみの展開ともいえる感情が剥き出しになっていく。劇中に登場する監督は紛れもなく安楽監督自身であり、『アルプススタンドのはしの方』ばりに「しょうがない」というネガティブワードを一蹴。表現者としての初期衝動を感じずにはいられない24分間であり、劇場の暗闇で体感することで、その熱量をよりダイレクトに受け止めることができるはず。

くれい響

くれい響

略歴:1971年、東京都出身。大学在学中、クイズ番組「カルトQ」(B級映画の回)で優勝。その後、バラエティ番組制作、「映画秘宝(洋泉社)」編集部員を経て、フリーとなる。現在は映画評論家として、映画誌・情報誌・ウェブ、劇場プログラムなどに寄稿。また、香港の地元紙「香港ポスト」では20年以上に渡り、カルチャー・コラムを連載するほか、ライターとしても多岐に渡って活動中。

近況:『フォーエバー・パージ』『義足のボクサー GENSAN PUNCH』『レイジング・ファイア』『少年の君』『唐人街探偵 東京MISSION』『星空のむこうの国』『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』『藍に響け』『裏アカ』『新感染半島 ファイナル・ステージ』『ハッピー・オールド・イヤー』『新解釈・三國志』などの劇場パンフにコラム・インタビューを寄稿。そのほか、キネマ旬報ムック「細田守とスタジオ地図の10年」にて細田守監督×ポン・ジュノ監督、「CREA WEB」にて木幡竜さん、「GetNavi web」にて玉山鉄二さんなどのインタビュー記事も掲載中。

サイト: http://blog.goo.ne.jp/asiareview/

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