シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

やっぱり面白いなあ

  • 探偵はBARにいる3
    ★★★★

    前作『2』のラストで鈴木慶一とムーンライダーズの「スカンピン」が流れたのを受け、今回は冒頭、はちみつぱいの「大道芸人」と来た(本シリーズの選曲・音楽センスはもっと賞賛されていい)。10,800円ぽっちの安仕事(消費税8%も時代の刻印)が、どえらい事態に転がるプロットの妙味。フォーマットの強さ、古沢良太脚本のアベレージの高さ、ロケーションの良さ。ミステリーとコメディ、ノワールと人情物のバランス。大衆映画として絶品の域に思える。

    出てくるだけで嬉しいレギュラーチームに新参キャラが加わって見せ場もたっぷり(志尊淳◎!)。要はシリーズ物ならではの旨味が完全に定着しているってこと。次作も早く観たい!

⇒映画短評の見方

森 直人

森 直人

略歴: 映画評論家、ライター。1971年和歌山生まれ。著書に『シネマ・ガレージ~廃墟のなかの子供たち~』(フィルムアート社)、編著に『21世紀/シネマX』『シネ・アーティスト伝説』『日本発 映画ゼロ世代』(フィルムアート社)『ゼロ年代+の映画』(河出書房新社)ほか。「週刊文春」「朝日新聞」「キネマ旬報」「TV Bros.」「メンズノンノ」「Numero TOKYO (Web)」「映画秘宝」などでも定期的に執筆中。※illustrated by トチハラユミ画伯。

近況: YouTube配信番組『活弁シネマ倶楽部』でMC担当中。10月4日より、今泉力哉監督(『アイネクライネナハトムジーク』)の回を配信中。ほか、二ノ宮隆太郎監督(『お嬢ちゃん』)、大森立嗣監督(『タロウのバカ』)、樋口尚文監督(『葬式の名人』)、映画ジャーナリストの徐昊辰さん(『SHADOW/影武者』&『帰れない二人』について)、田中征爾監督(『メランコリック』)、大崎章監督(『無限ファンデーション』)、安里麻里監督(『アンダー・ユア・ベッド』)、深田晃司監督(『よこがお』)、江口カン監督(『ザ・ファブル』)、長久允監督(『ウィーアーリトルゾンビーズ』)、工藤梨穂監督(『オーファンズ・ブルース』)、三宅唱監督(『ワイルドツアー』)、佐向大監督(『教誨師』)、片山慎三監督×松浦祐也さん×和田光沙さん(『岬の兄妹』チーム)、二宮健監督(『チワワちゃん』『疑惑とダンス』)、広瀬奈々子監督(『夜明け』)、緒方貴臣監督(『飢えたライオン』)、関根光才監督(『太陽の塔』『生きてるだけで、愛。』)等々を配信中。アーカイブ動画は全ていつでも観れます。

サイト: https://morinao.blog.so-net.ne.jp/

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