ADVERTISEMENT

小さな恋のうた (2019):映画短評

小さな恋のうた (2019)

2019年5月24日公開 123分

小さな恋のうた
(C) 2019「小さな恋のうた」製作委員会
くれい響

この設定、モンパチファンに届くか?

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

アンチ・キラキラを目指したのは分かるし、同じヒット曲モチーフ映画である『愛唄』に比べれば、だいぶ練られて作られてはいる。ただ、主人公たちが米軍基地で暮らす少女とフェンス越しで交流する描写は、「いつの時代?」と思わせるほど時代錯誤で、沖縄映画として観ても、かなり弱い。さらに、やや特殊な展開もあり、なかなかリズム感がつかみにくく、どこがクライマックスといえるのかも不明瞭。イケメンキャラより、お調子者キャラが似合う佐野勇斗や、やはり陰のある役が似合う山田杏奈など、若手キャストの健闘が光り、彼らを見守る世良公則の存在感もいいだけに、ストレートにバンドものをやってほしかった感アリ。

この短評にはネタバレを含んでいます
ADVERTISEMENT

人気の記事

ADVERTISEMENT

話題の動画

ADVERTISEMENT

最新の映画短評

ADVERTISEMENT