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ドライブイン蒲生 (2014):映画短評

ドライブイン蒲生 (2014)

2014年8月2日公開 89分

ドライブイン蒲生
(C) 2014 伊藤たかみ / キングレコード株式会社
ミルクマン斉藤

確かになんとなく“カスけて”ます。

ミルクマン斉藤 評価: ★★★★★ ★★★★★

なぜ「田村正毅」が「たむらまさき」になったのか僕は知らないが、もともと組む監督が極端に限られたこの名キャメラマン、ひらがなになってからも組み続ける若い作家の感覚に、この初監督作は近しいものを感じる(突発的な音の使い方含め)。長回しが多いが、それは『ションベン・ライダー』の相米慎二でも『火まつり』の柳町光男でも『2/デュオ』の諏訪敦彦でもなく、緊張感とはまた違う醒めきった感覚。そんなどろーんとした空気の中、体感的に至極リアルなヤンキー娘(ただしこの環境のこんな娘が「仏」の定義を言いのけるとは思えないが)黒川芽以と、生理的に不快なほどの負のオーラを身体全体から発する永瀬正敏はとてもいい。

この短評にはネタバレを含んでいます
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