シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

平沢 薫

平沢 薫

略歴: 映画ライター。視覚に訴えかけるビジュアルの派手な映画がお気に入り。「SCREEN」「キネマ旬報」「映画.com」等で執筆。著作に「キングスマン:ゴールデン・サークル」ノベライズ、「グレートウォール」ノベライズ、「X-ファイル 2016」ノベライズ、「フランケンウィーニー」ノベライズ、「「ターミネーター:新起動/ジェニシス ビジュアルガイド」翻訳など。ウェブで映画やTVドラマのニュースを追いかけ中

近況: Netflixのフランス製TVミニシリーズ「ラ・モント」('17)、模倣犯の犯行が起きて、女性連続殺人犯が捜査に協力するという、女性版「羊たちの沈黙」なんだけど、彼女が息子を捜査官に指名して、あれやこれやのヒネリあり。その女性版ハンニバル・レクターを「美しすぎて」「バンカー・パレス・ホテル」のキャロル・ブーケが演じる、というキャスティングがポイントかも。

平沢 薫 さんの映画短評

全550件中1~5件を表示しています。 Next »
  • アントマン&ワスプ
    縮小/拡大アクションの妙技が超絶!
    ★★★★

     <縮小/拡大能力> X <スピード> のアクションの変幻自在さに圧倒され、瞬きすることだけを自分に禁じ、ただ目を見開いて陶酔するのみ。特に街中のカーチェイス。自動車が走行しながらサイズを変え、極小サイズになって他の自動車の下をくぐり、また元のサイズに戻るという変化が絶え間なく続き、しかも映像のスピードはまったく損なわれない。むしろ加速していく。その快感。また、この縮小/拡大アクションは、料理店の厨房を舞台に各種調理道具を掛け合わせるなど、バリエーションも多彩で楽しい。
     もちろん、映画のギャグとノリは前作と同じ。さらにドラマには「アベンジャーズ」新作への布石があるような。その部分も必見。

  • タリーと私の秘密の時間
    子育ての経験がなくても、きっと接点がある
    ★★★★★

     子育てや主婦業の経験がなくても、いろんなことが完璧にできないと、自分にマイナス評価を与えてしまいやすいあなたなら、この主人公と接点がある。そして、いろんなことを一心にやっているうちに、ふと気づいたらある程度の年齢になっていて、あれ、こういう自分になる予定だったんだっけ?と思ったことがあるあなたも、きっと接点がある。そういう物語だけど、脚本が「JUNO/ジュノ」「ヤング≒アダルト」のディアブロ・コディで、主人公の言うジョークのセンスが辛口だから、ノリが暗くならない。
     ちなみにタリー役マッケンジー・デイヴィスがカッコよく、彼女が新「ターミネーター」のヒロイン役に抜擢されたのも納得。

  • オーケストラ・クラス
    教師と子供たちが「喜び」に近づいていく
    ★★★★★

     壮年のヴァイオリニストが、コンサートで演奏しても喜びがなくなったと言って演奏活動から去り、それとは別のところで喜びを得ようとする。そういう「喜び」について描く作品。バイオリニストが子供たちに楽器演奏を教える話ではあり、教師と問題児たちのあれこれや、問題が起きて結束するという展開は定石通りだが、子供たちの楽器演奏技術が上達していく話ではなく、子供たちが楽器を演奏することで無意識に誇らしい表情になっていく、そんな物語になっている。教師も子供たちも、映画の中ではまだ「喜び」を手に入れるには至っていないかもしれないが、確実にそれに近づいている。そういう「喜び」がスクリーンの上に映し出される。

  • オーシャンズ8
    女性同士の友情が気持ちいい
    ★★★★★

    「オーシャンズ」シリーズなので特殊技能を持つ盗みのプロたちが集結するが、今回はそれが全員女性。計画の舞台は、メトロポリタン美術館のファッションイベント、メットガラ。メンバー8人それぞれが、個性に合わせた華麗なファッションで登場するシーンも楽しめる。そしてストーリーにも、"全員女性"という設定を意識してこうしたのではないかと思われるところがあり、そんな視点から見るのもおもしそうだ。
     おそらく女性たちのヴィヴィッドな会話に貢献したのは、監督と共に脚本を手がけた脚本家オリヴィア・ミルチ。彼女の監督・脚本作「エンド・オブ・ハイスクール」同様、女性同士の友情を気持ち良く描いてくれる。

  • マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー
    さらにABBA的な世界にクラクラ!
    ★★★★★

     今回は、前作でメリル・ストリープが演じた人物が若かった頃、つまりABBA全盛期の70年代が中心舞台。ヒロインたちのファッションもまさにABBA風。ミュージカル仕様のシーンも増量。ABBAのヒット曲に象徴される、あの時代ならではの陽気さ、無邪気さ、今見ると気恥ずかしい感じが、さらに増幅され全面展開されて、眩しさにクラクラ。
     もうひとつ注目なのは、前作でピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルドが演じた、ヒロインの元恋人3人の若い頃。彼らがどんな若者だったのか、ヒロインとどんな恋をしたのかを、注目の若手男優たちが競って演じ、それぞれ別の魅力を発揮するのも楽しい。

全550件中1~5件を表示しています。 Next »
[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク