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なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴: 映画および海外ドラマのライターとして、TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で10年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)などの著作も多い。また、数多くの来日スターにインタビューしており、ハリウッドのスタジオや撮影現場へも毎年コンスタントに足を運んで取材をしている。特に海外ドラマの現地取材は本人も数え切れないほど(笑)。旧ソ連のモスクワ育ち。

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なかざわひでゆき さんの映画短評

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  • フリー・ファイヤー
    ひたすら撃ちまくるタランティーノ風B級バイオレンス
    ★★★★★

     武器密売の取引現場で交渉が決裂。寂れた倉庫を舞台に、ギャングと武器商人とテロリストが入り乱れての銃撃戦が勃発する。アクの強いイカレたキャラの群像劇といい、捻りの効いたセリフの数々といい、いかにも痛そうな暴力描写といい、誰が見たってタランティーノからの影響大なB級バイオレンス映画だ。
     上映時間は90分とだいぶコンパクトだが、その大半がひたすら拳銃の撃ち合い。さすがに中だるみは否めないだろう。しかも、みんな死にそうでなかなか死なないし(笑)。
     紅一点のブリー・ラーソンは役得。あと、あっという間に退場する殺し屋にパトリック・バーギン。90年代の超売れっ子ぶりは何だったんだろうと今更ながら思う。

  • エルミタージュ美術館 美を守る宮殿
    エルミタージュを守ってきた歴代職員の高い志に感動
    ★★★★

     女帝エカテリーナ2世によって創設され、ロシア革命や第二次世界大戦、ソ連解体など様々な歴史の荒波を乗り越えてきたエルミタージュ美術館。その長い苦難の歴史を丹念に紐解きつつ、舞台裏で美術品の保存や修復に携わる技術者や、美術館を存続させるため一丸となって知恵を絞る職員たちの弛まない努力に迫るドキュメンタリー。
     特に感銘を受けるのは、時の権力者の思惑や社会情勢による幾多の危機からエルミタージュを懸命に守ってきた歴代職員の志の高さだ。そこが常に権力の加護を受けてきたルーヴルなど他の世界的美術館との大きな違いだろう。それに引きかえ、日本では図書館職員が貴重な書物を平気で焼き捨てるような始末だからね。

  • 無限の住人
    あなたの正義は他者にとっての悪となり得る
    ★★★★

     血みどろバイオレンスも辞さないハードな演出が『十三人の刺客』を彷彿とさせる、三池崇史監督ならではの時代劇アクション。絶対的な正義の不在、つまりあなたの正義は他者にとっての悪となり得るというシニカルな視点も、三池監督がたびたび取り組んできたテーマだ。
     必ずしも不死身=無敵ではなく、バンバンと肉体を切り刻まれ苦痛に顔を歪め、そのまま死んで楽になりたくても死ねない。そんな哀しきヒーローに浮世の無常と不条理が投影される。平然とトカゲの尻尾を切る権力の身勝手はさながら森友学園騒動だ。相変わらず杉咲花の天才的な勘の良さには舌を巻くが、スターのオーラに凄みを加えた木村拓哉がしっかり物語を牽引する。

  • 笑う招き猫
    迷える人生に必要なのは笑いと友情
    ★★★★

     主演女優のゴタゴタによって、違う意味で注目されがちなのが惜しまれる小品佳作。基本的には売れない若手女芸人コンビの悲喜交々な友情を描く青春映画なのだが、夢を追うことの意味を問う人間ドラマとして、女の生きづらさを描いた女性ドラマとして、そしてお笑い業界の厳しい現実を突き付ける内幕物として、なかなか鋭い視点で斬り込んで来るのだ。
     やはり要となるのは主演コンビの軽妙な演技だろう。これは失礼ながら意外な驚きだった。まるで漫才のような間の面白さやセリフの妙を存分に生かした飯塚健監督の演出、どこにでもいそうでいない風変わりな人々を演じる芸達者な脇役陣も功を奏している。

  • ワイルド・スピード ICE BREAK
    笑わずにはいられないほどクレイジーなカーアクションが満載!
    ★★★★

     テロリストに愛する人を拉致されたドムが、ファミリーを裏切って破壊工作に加担。彼を信じる仲間たちが外交保安部と協力してテロの阻止に奔走する…というストーリー自体は、まさに既視感の連続といった按配で先が読めてしまうものの、それを補って余りあるのはシリーズの看板たるカーアクションの数々だ。
     中でも、マンハッタン中のあらゆる車が一斉にジャックされ、勝手に大暴走を繰り広げるシーンは、もはや笑わずにはいられないくらいクレイジー。潜水艦を追いかけつつ装甲車に追われるという氷上カーチェイスも圧巻だ。登場人物全員の個性が際立つ群像劇もシリーズならではの魅力。ヘレン・ミレンの役どころには思わずニンマリです。

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