シネマトゥデイ

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なかざわひでゆき

なかざわひでゆき

略歴: 映画および海外ドラマのライターとして、TVガイド誌やオンライン情報サイトなどを中心に幅広く執筆活動中。雑誌「スカパー!TVガイドBS+CS」(東京ニュース通信社刊)で10年続くコラム“映画女優LOVE”をはじめ各テレビガイド誌で特集記事やコラムを執筆。「ホラー映画クロニクル」(扶桑社刊)、「アメリカンTVドラマ50年」(共同通信社刊)などの著作も多い。また、数多くの来日スターにインタビューしており、ハリウッドのスタジオや撮影現場へも毎年コンスタントに足を運んで取材をしている。特に海外ドラマの現地取材は本人も数え切れないほど(笑)。旧ソ連のモスクワ育ち。

近況: 新しく映画ブログ始めました。よければチェックしてみてください?なかざわひでゆきの毎日が映画三昧→http://eiga3mai.exblog.jp/

サイト: http://eiga3mai.exblog.jp/

なかざわひでゆき さんの映画短評

全1,117件中1~5件を表示しています。 Next »
  • クワイエット・プレイス
    家族ドラマとしても秀逸なサバイバル・ホラー
    ★★★★

     物音に反応して人間を襲う正体不明の“アレ”によって、人類が滅亡の危機に瀕した世界。とある一家による決死のサバイバルを描いたホラー映画だ。Amazonドラマ『ジャック・ライアン』でも注目のジョン・クラシンスキーが監督・脚本・主演を務め、愛妻エミリー・ブラントが共演している。
     ちょっとでも音を立てたらアウト!という設定は『ドント・ブリーズ』的だが、なにしろこちらは相手が人間じゃないし、家の中も外も逃げ場なし。常に緊張感が張り詰めた状態でストーリーが展開する。しかし最大の見どころは、希望の見えない世の中で親はどのようにして子供を守り育てるべきなのかというテーマ。家族ドラマとしても秀逸だ。

  • かごの中の瞳
    『プーと大人になった僕』の監督によるアダルトな官能サスペンス
    ★★★★★

     『プーと大人になった僕』が評判のマーク・フォースター監督。これはその前作に当たるのだが、ある意味で真逆なアダルト路線の官能サスペンスである。主人公は幼少期に交通事故で失明した女性と、彼女を献身的に支え続けてきた夫。だが、角膜手術で妻が視力を取り戻したことから、「かごの中の鳥」のような生活から解放された妻と、いつまでも彼女を独占していたい夫との間に溝が生じ、やがて夫の嫉妬心が暴走していく。夫役がジェイソン・クラークという時点でヤバい空気が漂ってるし、ストーリーもやや安直に感じられるが、ヒロインの主観世界を再現した幻想的な映像と音響効果、夫婦関係の微妙な変化を性生活から捉えた語り口は面白い。

  • イコライザー2
    今なぜ再びイコライザーなのか?の答えは明確
    ★★★★

     これまで続編物とは無縁だったフークア監督とデンゼル・ワシントン。なぜ今、イコライザーなのか?と疑問に思っていたのだが、本編を見て大いに納得した。タクシー運転手として市井の人々を見守りながら、世に蔓延る不正を正して弱者を救うべく暗躍するアメリカ版必殺仕事人マッコール。ベルギーで起きたCIA協力者暗殺事件とホロコースト生存者の無念を重要な柱としつつ、複数のエピソードを絡ませていくことで浮かび上がるのは、政治や社会が「正義」と「公正」を軽視するトランプ政権下のアメリカに対する違和感と、その行く末に対する強い警鐘だ。今こそ我々はイコライザーを必要としている。それは現政権下の日本社会も同様だろう。

  • 太陽の塔
    岡本太郎の脳内世界を疑似体験できる異色ドキュメンタリー
    ★★★★★

     なかなか野心的なドキュメンタリーである。基本的には「太陽の塔」というモニュメントの芸術的な位置づけや、そこに秘められたメッセージを分析した知識人のインタービュー映像で構成されているのだが、まずその人選の幅広さに驚かされる。美術関係者はもとより考古学者や民俗学者、哲学者に建築家、さらには宗教家にダンサーなどなど。そんな多岐にわたる専門家たちが全方位的に「太陽の塔」の魅力を紐解き、そこに出てくるキーワードをビジュアル化したイメージ映像やフィクション映像を随所に散りばめることで、岡本太郎という偉大な芸術家の脳内世界まで疑似体験できるような仕掛けになっているのだ。これは面白い!

  • 死霊館のシスター
    ハマー・ホラーも彷彿とさせる正統派ゴシック・ホラー
    ★★★★★

     『死霊館 エンフィールド事件』で強烈な印象を残した悪魔の尼僧ヴァラクのルーツを描くスピンオフ。舞台は’50年代のルーマニア、古い修道院で起きた不可解な事件を調査するため、ベテラン神父と若い尼僧が派遣される。
     修道院に隠された恐ろしい秘密といっても、蓋を開けてみれば昔からよくあるホラー映画定番の設定だし、ドッキリに頼りがちな恐怖演出も新鮮味に欠けるが、ハマー・ホラーを彷彿とさせるゴシックな世界観は、ホラー映画マニアの英国人コリン・ハーディならではで安心感がある。ルーマニアのロケ地の禍々しい雰囲気も悪くない。本家シリーズの霊媒師役ヴェラ・ファーミガの実妹タイッサをヒロインに起用した効果もアリ。

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