作品情報 | その他の作品のレビュー

死者の書 (2005)

8世紀半ばの奈良。藤原南家の郎女(ふじわらなんけのいらつめ)は仏教に目覚め、父から送られてきた「称賛浄土教」の写経を始めていた。春分の日、郎女は、二上山の峰の間に日が沈む瞬間、そこに俤(おもかげ)人の姿を見る……。


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  • 「死者の書」
    prisoner's BLOG
    2006年4月12日
    川本喜八郎相変わらず入魂の一作だが、長編となると「鬼」「道成寺」「火宅」あたりの短編のスゴ味と不条理感は薄れるみたい。 人形に命を吹き込む人形アニメだと生死のあわいが自然に表現できる。 折口信夫の原作同様、近代の直線的なものとは違う中世の多焦点的な時間や「語り」の感覚を再現しようとしているよう。志が高いのはわかるが、その分いささかとっつきにくい。 実写では吉田喜重の「嵐が丘」が試みていたことに近い。 基本的に顔の表情は動かないで、局面の変化によって色々な表情に見えてくるというのはウルトラマンみたい。とい ...[外部サイトの続きを読む]
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