作品情報 | その他の作品のレビュー

母たちの村 (2004)

コレ(ファトゥマタ・クリバリ)は西アフリカの村で、第一夫人(マイムナ・エレーヌ・ジャラ)らと平和に暮らしていた。ある朝、4人の少女が“モーラーデ(保護)”を求めて彼女の家に駆け込んでくる。自分の娘(サリマタ・トラオレ)にも割礼を受けさせなかったコレは彼女たちを保護することを決心し、玄関に縄を張る。


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  • 『母たちの村』
    シネマな時間に考察を。
    2010年12月24日
    悪しき習慣の真実を噛み締めて。 願うは、根絶を。 アフリカの美とともに、未来のあらんことを。 『母たちの村』 Moolaade 2004年/フランス・セネガル/124min 監督・製作・脚本:ウスマン・センベーヌ 出演:ファトゥマタ・クリバリ その村の建物は、まる ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「母たちの村」
    prisoner's BLOG
    2008年11月14日
    母たちの村エスピーオーこのアイテムの詳細を見る 色彩の鮮明なのにびっくり。 割礼要員の揃いの真っ赤な衣装や、フランス帰りの村長の息子の足元に並べる色とりどりの布の色とデザインの見事なこと。 あと、村の建物もよくある泥を固めただけの掘っ立て小屋ではなく、モダンアートと思わせるばかり。 欧米から見たアフリカの陰惨なイメージを、まず美的感覚から転倒させている。 割礼の習慣や、モーラーデ(保護)している女がそれを解く「言葉」を発しない限り、保護されている少女たちには手を出せないというあたりは、いかにも前近代的だが ...[外部サイトの続きを読む]
  • kisen 様
    ★★★★
    2006年9月24日
    舞台はアフリカ。割礼(今は女性性器切除と言うらしい)をいやがった少女たちが自分の娘に割礼を受けさせなかった、といわれている女性のもとに逃げ込んでくる。この割礼が原因で、毎回幾人もの少女が命を失い、あるいは尿が出なくなり、あるいは死産を繰り返す母になったりと、これだけの悲惨な結果を知りながら、なお強制しようとする人々。やがて立ち上がる母親たち。「昔から行われてきたことだから」「割礼を受けていない女は穢れているから結婚できない」・・・目を覆うばかりの現実。幼い娘を持つ母として、身震いがしました。恐ろしい・・・。
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