(原題:Zazie dans le metro )1960年作品。ニュープリントでのリバイバル上映をやっていたので足を運んでみた次第。有名な作品だが、実は私は観たことがなかった。で、今回実際に接してみて、心底驚いた。この個性とセンス、比類無き映像感覚とノリの良さは、まさにカルト映画の極北に位置している。当時20歳代だったルイ・マル監督の才気のほどが分かる一作だ。 小学生の女の子ザジ(カトリーヌ・ドモンジョ)は母親に連れられてパリにやってくる。母親はとうの昔に旦那と別れており、パリに来たのは“恋人”と
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