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放射線を浴びた[X年後] (2012)

1954年の3月から5月にかけ、アメリカはマーシャル諸島ビキニ環礁で6回にわたる水爆実験を実施。それにより第五福竜丸など、近海で操業していた多くの日本の漁船と船員が被曝する。にもかかわらず、第五福竜丸を残してほかの被害は歴史から消されてしまっていた。そして、その事実を広めようと、高知県の高校教師・山下正寿と生徒たちが地道で詳細な調査を1980年代に敢行。南海放送のテレビクルーは、8年もの歳月をかけて彼らの足跡をたどり、被曝した漁船員たちの消息、日本とアメリカの機密文書、実験が及ぼした日本本土への汚染実態に肉迫する。


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