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月の下まで (2013)

高知県西部に位置する港町、黒潮町。カツオの一本釣り漁師の明神勝雄(那波隆史)は、知的障害者の息子・雄介(松澤匠)を抱えているが、母親のセツ(高山真樹)に彼の世話を全て押し付けていた。そんな中、セツが何も告げずに家から居なくなってしまう。漁に出るたびに騒ぎを引き起こす雄介のみならず、不漁や新造した船の支払いなどで追い詰められるようになっていく勝雄。そうしたストレスを雄介にぶつけるうちに、彼は心の奥底に秘めていた狂気やこれまで感じなかった父性の存在に気付き、戸惑いを覚える。


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