20世紀初めのフランスはパリ。ハンナ(ルネ・フレミング)は、東欧の小さな国ポンテヴェドロ出身の未亡人。外交官のツェータ男爵(トーマス・アレン)は、巨額の財産を所有するハンナが他の国の男性と再婚すれば、国が破産するのではないかと考えていた。そこで、書記官のダニロ伯爵(ネイサン・ガン)にハンナにプロポーズするよう命令するが、かつてハンナと恋仲だったダニロはこれを拒否し……。