中年になってからブレイクし落語界にて名をはせた6代目三遊亭圓生は、芸術祭賞を受賞した看板演目「首提灯」で劇的な表現力を見せる。名品ぞろいの8代目桂文樂は若いころから客席からのリクエストがあったという「明烏」を、1960年代から1970年代には四天王と呼ばれた5代目春風亭柳朝は「粗忽の釘」を披露。10代目桂文治は「二十四孝」で個性を発揮する。