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薩チャン 正ちゃん~戦後民主的独立プロ奮闘記~ (2015)

東宝での労働争議で、組合側の顔として戦った山本薩夫。所属していた東宝を辞めるも、同社から得た解決金を元手に『ペン偽らず 暴力の街』を制作する。暴力団と行政の癒着、それを追及する市民運動を描いた同作はヒットを記録。この成功を契機に、東宝を退社してフリーで活躍していた今井正らと独立プロダクションを立ち上げる。やがて、新藤兼人がタブーであった原爆を題材にした『原爆の子』を発表するなど、山本や今井のように大手スタジオから離れて自身の撮りたいものを撮る監督が次々と現れるように。


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