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2016年 第73回ベネチア国際映画祭コンペティション部門20作品紹介(1/6)

ベネチア国際映画祭

8月31日~9月10日(現地時間)に開催される第73回ベネチア国際映画祭のコンペティション部門20作品を紹介。今年の審査員長は、『アメリカン・ビューティー』でアカデミー賞を受賞し、『007 スカイフォール』『007 スペクター』で大ヒットを飛ばしたサム・メンデス! マイケル・ファスベンダー、キアヌ・リーブス、ナタリー・ポートマンら人気スターの主演作が豊作のほか、『ブレードランナー』の続編監督に抜てきされたドゥニ・ヴィルヌーヴ、『セッション』のデイミアン・チャゼルら注目の監督、ヴィム・ヴェンダース、エミール・クストリッツァ、テレンス・マリックら映画祭常連の重鎮も大集合!(文:岩永めぐみ/平野敦子/南樹里)

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人気スターがズラリ!

ベネチア国際映画祭

作品名:『ブリムストーン(原題)/ Brimstone』
製作国:オランダ、ドイツ、ベルギー、フランス、イギリス、スウェーデン
監督:マルティン・コールホーヴェン
キャスト:ダコタ・ファニングガイ・ピアース

ストーリー:
夫と2人の子どもと暮らすリズは手話でやり取りをし、時には娘に手伝ってもらいながら助産師の仕事をしていた。そんなある日、新任の牧師がやってくる。牧師を見た瞬間、リズは彼女たち家族に危険が迫っていることを知る。

ここに注目:
アメリカの西部開拓時代を舞台にしたスリラー。全てを奪おうとする牧師に抵抗し、立ち向かうヒロインをダコタ・ファニングが演じる。マルティン・コールホーヴェン監督は『恋するレストラン』(2005・日本劇場未公開)などがヨーロッパの映画祭で話題になったが、三大国際映画祭のコンペ部門出品は初。本作はアメリカ南部の負の歴史に焦点を当てたゴシック・ジャンルと、監督の出身地・オランダの宗教文化に影響を受けているという。

ベネチア国際映画祭

審査員特別賞

作品名:『ザ・バッド・バッチ(原題)/ The Bad Batch』
製作国:アメリカ
監督:アナ・リリー・アミールポアー
キャスト:スーキー・ウォーターハウスキアヌ・リーヴス

ストーリー:
荒廃したテキサスには食人主義のコミュニティーがあった。そんな中、村民の一人が「食べ物を粗末にするな」と異を唱えるが問題視されてしまう。

ここに注目:
長編デビュー作品『ザ・ヴァンパイア ~残酷な牙を持つ少女~』がサンダンス映画祭で上映され話題となった女流監督の長編第2作。「『マッドマックス2』のようにサイケで、『エル・トポ』『ワイルド・アット・ハート』に着想を得た、野蛮なラブストーリー」と監督は説明。B級映画の帝王と称されるロジャー・コーマン監督も絶賛するセンスの持ち主。

ベネチア国際映画祭
(C)Merrick Morton Universal Pictures International

審査員大賞

作品名:『ノクターナル・アニマルズ(原題)/ Nocturnal Animals』
製作国:アメリカ
監督:トム・フォード
キャスト:ジェイク・ギレンホールエイミー・アダムス

ストーリー:
スーザンは、前夫エドワードから、彼の著書「ノクターナル・アニマルズ(夜の獣たちの意)」を渡され、書評を求められる。しかしその小説はショッキングな内容で、不安を覚えたスーザンは別れて20年が経つ元夫の真意を模索する。

ここに注目:
世界的デザイナーとして知られるトム・フォードの『シングルマン』に続く監督第2作。オースティン・ライト著のミステリー小説「ミステリ原稿」を服飾デザイナー出身のトム・フォードが映画化。原作は現実と小説という2層の入れ子構造となっており、本作でも劇中劇として描く模様。ギレンホールやアダムスをはじめ、アーミー・ハマーアーロン・テイラー=ジョンソンマイケル・シャノンらキャスティングの妙も光る。

ベネチア国際映画祭

最優秀脚本賞(ノア・オッペンハイム)

作品名:『ジャッキー(原題) / Jackie』
製作国:アメリカ、チリ
監督:パブロ・ラライン
キャスト:ナタリー・ポートマンピーター・サースガード

ストーリー:
1963年11月22日、テキサス州を遊説中だった第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディは妻のジャクリーン夫人とダラスのラブフィールド空港からリムジンに乗り、市内をパレード。そのさなか、大統領は狙撃される。

ここに注目:
大統領暗殺から葬儀までの4日間に焦点を当て、ファーストレディの姿を描く本作はチリ出身のパブロ・ラライン監督にとって初の英語劇。製作にダーレン・アロノフスキー、撮影監督はジャック・オーディアール監督作の映画『君と歩く世界』『預言者』でおなじみのステファーヌ・フォンテーヌと布陣も豪華。伝記映画の定番を覆すと公言しており、カンヌのマーケティングでも注目を集めた。これまで第3作『ポスト・モーテム(原題)/ Post Mortem』が本映画祭のコンペティション部門に、第4作『NO ノー』はアカデミー賞外国語映画賞にノミネート。第6作『ザ・クラブ(英題)/ The Club』はベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞している。  

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