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サスペンスの巨匠・ヒッチコック映画に欠かせないアイテムとは?リメイク計画も目白押しのヒッチコック映画の魅力(1/2)

サスペンスの巨匠・ヒッチコック映画に欠かせないアイテムとは?リメイク計画も目白押しのヒッチコック映画の魅力
元祖サイコスリラー映画『サイコ』 - (c)1960 Shamley Productions, Inc. All Rights Reserved.

 スティーヴン・スピルバーグやブライアン・デ・パルマといったハリウッドの巨匠から、フランソワ・トリュフォーなどのフランス・ヌーベルバーグの名匠まで、世界中の映画監督に影響を与えたアルフレッド・ヒッチコック。半世紀以上たった今でもなおサスペンス映画の代名詞となっている彼の才気に接近してみよう。

 ヒッチコック作品が、観る者を不安にさせる要素としてまずは主人公の多くが普通に暮らす人たちだということが挙げられるだろう。たまたまモロッコに観光に訪れた医者とその家族がとある国の要人の暗殺計画に巻き込まれる映画『知りすぎていた男』や、ほんのささいな間違いをきっかけにビジネスマンが次々と謎の事件に遭遇する映画『北北西に進路を取れ』など、誰にでも起こりそうなシチュエーションから始まるヒッチコックの“巻き込まれ型スリラー”は、観る者の共感を得ることに成功。手に汗握るスリルを体感できる『北北西に進路を取れ』は、ジェットコースター・ムービーの先駆けともいえるだろう。

 トリックを多用した斬新な映像テクニックこそ、ヒッチコックの才気の最たるものという人もいるかもしれない。猛スピードで回転するメリーゴーラウンド上での決闘シーンに度肝を抜かれる映画『見知らぬ乗客』や、鳥の大群の襲撃に心底ゾッとする映画『鳥』などでは、大胆かつ多彩な技巧によって極度の興奮や恐怖を演出。完ぺき主義者のヒッチコックはち密な絵コンテを準備し、こだわりのあるシーンを作り上げるのにかなりの時間をかけている。映画『ダイヤルMを廻せ!』での殺人場面ではリハーサルといくつかのカットだけで1週間を要し、ヒッチコック自身もその撮影の過酷さで9キロ近くも減量。また、映画『サイコ』のめまぐるしくカットが変わるシャワー室の惨殺場面でも、1分間にも満たないシーンのために1週間をかける気合の入れよう。これらの緊張感たっぷりのシーンからも、ヒッチコックのすごさは一目瞭然(りょうぜん)。「サスペンスの神様」は映像による仕掛けも一級品だ。

 そして、ヒッチコック作品に欠かせないアイテム、それはスクリーンを彩る美女たちだ。ヒッチコックのお気に入りだった映画『裏窓』『泥棒成金』のグレイス・ケリーのほかにも、映画『白い恐怖』『汚名』のイングリッド・バーグマンや映画『めまい』のキム・ノヴァクといった、当時のハリウッドを代表するクールビューティーをヒロインに起用。ソフトフォーカスを使って撮影された彼女たちのクローズアップは、ミステリアスな雰囲気を漂わせながら近寄り難いほどの迫力を感じさせる。美女が男性の運命を大きく狂わせることを知るヒッチコックは、美人女優をより美しく映すことに苦心したのだ。


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