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台湾アカデミー賞、最高賞はシンガポール映画!巨匠たちの中新人監督が受賞!(1/2)

台湾アカデミー賞、最高賞はシンガポール映画!巨匠たちの中新人監督が受賞!
アン・リー監督から祝福されるアンソニー・チェン監督(左から) - 映画祭提供

 台湾のアカデミー賞こと第50回台北金馬奨の受賞結果が現地時間23日に発表され、アンソニー・チェン監督『イロイロ(英題) / ILO ILO』が最優秀長編作品賞を受賞した。シンガポール映画が最高賞を受賞するのは初めてとなる。

 審査委員長のアン・リー監督が『イロイロ(英題)』の名を読み上げると、会場からは響めきが起こった。チェン監督は同作品で本年度カンヌ国際映画祭の新人監督賞を受賞したとはいえ、最優秀作品賞にノミネートされたそのほか4作は、いずれも巨匠たちが手掛けた力作ばかりだからだ。

 最多11部門ノミネートのウォン・カーウァイ監督『グランド・マスター』、本年度カンヌ国際映画祭脚本賞受賞のジャ・ジャンクー監督『罪の手ざわり』、同ベネチア国際映画祭審査員大賞受賞のツァイ・ミンリャン監督『ピクニック』、そして香港アクション映画界を牽引するジョニー・トー監督『ドラッグ・ウォー 毒戦』。

 チェン監督も受賞の瞬間は放心状態だったが、壇上でリー監督とガッチリ握手を交わすとようやく喜びがこみ上げてきたようだった。チェン監督は「シンガポールという小さな国から来て、しかも低予算のこの作品がまさか受賞するとは思いませんでした。同じくノミネートされた監督たちは、僕が映画学校で勉強していたときに研究していた憧れの方たちばかり。まずは皆さんに御礼を述べさせて下さい」と会場のカーウァイ監督らに敬意を示した。続いて、「シンガポール映画界の新しい1ページを開いたと思う。同郷の華人たち、頑張って映画を作ろう!」とテレビ中継を観ているであろう仲間たちに呼び掛けた。

 『イロイロ(英題)』は他、新人監督賞、最優秀助演女優賞、最優秀脚本賞と4冠を受賞。なお、チェン監督は開催中の東京フィルメックスが2010年にスタートさせた人材育成プロジェクト「タレント・キャンパス・トーキョー」の第1回受講者で、今月26日の同映画祭で『イロイロ(英題)』のジャパンプレミアが決定している。日本から飛び立った新鋭の凱旋で、大いに盛り上がりそうだ。

受賞結果は以下の通り。 

【第50回台北金馬奨】
●最優秀長編作品賞
『イロイロ(英題) / ILO ILO』(シンガポール) アンソニー・チェン監督
●最優秀監督賞
ツァイ・ミンリャン監督 『ピクニック』(台湾)
●最優秀新人監督賞
アンソニー・チェン監督 『イロイロ(英題) / ILO ILO』
●最優秀主演男優賞
リー・カンション 『ピクニック』
●最優秀主演女優賞
チャン・ツィイー 『グランド・マスター』(中国・香港)
●最優秀助演男優賞
リー・シュエチェン 『バック・トゥ・1942(英題)/ Back To 1942』(中国・香港) 
●最優秀助演女優賞
ヤオ・ヤンヤン 『イロイロ(英題) / ILO ILO』
●最優秀新人賞
コウ・シューヤン 『ステップ・バック・トゥ・グローリー(英題) / Step Back To Glory』(台湾)
●最優秀脚本賞
アンソニー・チェン 『イロイロ(英題) / ILO ILO』
●最優秀脚色賞
リー・チャン 『ソー・ヤング(英題)/ So Young』(中国) 
●最優秀撮影賞
フィリップ・ル・スール 『グランド・マスター』
●最優秀視覚効果賞
ピエール・ブフィン 『グランド・マスター』
●最優秀アートディレクション賞
ウィリアム・チャン・シューピン、ヤン・ウェイミン 『グランド・マスター』
●最優秀メイクアップ&衣装デザイン賞
ウィリアム・チャン・シューピン 『グランド・マスター』
●最優秀アクションコレオグラフィ賞
ジャッキー・チェン、ハ・ジュン、JCスタントチーム 『ライジング・ドラゴン』(香港・中国) 
●最優秀オリジナル作曲賞
リン・チャン 『罪の手ざわり』(日本・中国)
●最優秀オリジナル主題歌賞
「I Love You」作詞・作曲:スパーク・チャン 歌:Sleepy Dads
映画『ロック・ミー・トゥ・ザ・ムーン(英題)/ Rock Me To the Moon』(台湾)
●最優秀編集
リン・シュートン マチュー・ラクロウ 『罪の手ざわり』
●最優秀音響効果
ドウ・ドゥチー、コウ・リーチー 『失魂』(台湾) 
●最優秀短編賞
『バター・ランプ(英題)/ Butter Lamp』(中国・仏) フー・ウェイ監督
●最優秀ドキュメンタリー賞
『ビヨンド・ビューティー、台湾・フローム・アボウブ(原題) / Beyond Beauty: Taiwan from Above』(台湾) チー・ポーリン
●アウトスタンディング・台湾フィルムメーカー・オブ・ザ・イヤー
ルー・フェン
●生涯功労賞
ジェン・チェン 


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