見どころ:世界でもトップレベルの実力を持つ、フィラデルフィア管弦楽団の演奏家たちに密着したドキュメンタリー。アメリカ、アジア、ヨーロッパ大陸を股にかけて活躍する、国籍も人種も異なる105人のメンバーたちの素顔にカメラが迫る。製作と監督を担当するのは、気鋭の映像作家ダニエル・アンカー。監督は5年の歳月をかけ、じっくりと彼らの魅力を引き出していく。音楽を通して語られるピュアな思いや、人生に対する真摯(しんし)な姿勢に心打たれる。
あらすじ:2000年春、監督はフィラデルフィア管弦楽団の演奏家を前に「音楽とは何か?」という質問を投げかける。その素朴だが深い意味を持つ質問に、イスラエル出身のウディをはじめ、メンバーたちがそれぞれの思いを口にする。3歳で英才教育をスタートしたというコンサートマスターのデイヴィッドらも、やがて少しずつ個人的な話をし始め……。