見どころ:シェイクスピア俳優として知られるサイモン・ラッセル・ビールが主演を務め、シェイクスピアの四大悲劇の一つをロイヤル・ナショナル・シアターで演じた公演を映像化。3人の娘に国を託したものの、裏切られ狂死する王の末路を描く。舞台演出家としての輝かしいキャリアと、『アメリカン・ビューティー』『レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』などの映画監督しての実績もあるサム・メンデスが演出を担当。狂気と正気のはざまでさまようリア王にふんする、名優サイモンの鬼気迫る演技は迫力満点。
あらすじ:老齢のため退位することにしたリア王(サイモン・ラッセル・ビール)は、3人の娘に国を分配しようと考える。長女ゴネリルと次女リーガンは、誰が王をより愛しているかによって領土の配分が決まると知り、父への愛を必死にアピールする。しかし、末娘のコーディリアは歯に衣(きぬ)着せぬ発言によってリア王の機嫌を損ね、国から追い出されてしまう。