シネマトゥデイ

シネマトゥデイ

幼な子われらに生まれ

公式サイト:http://Osanago-movie.com
幼な子われらに生まれ
(C) 2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会
製作年:
2016年
製作国:
日本
日本公開:
2017年8月26日
(テアトル新宿、シネスイッチ銀座ほか)
上映時間:
製作プロダクション:
ステューディオスリー
協賛:
大和ハウス工業
配給:
ファントム・フィルム
ビスタサイズ/5.1ch

見どころ:『恋妻家宮本』など数々の映像化作品がある直木賞作家・重松清の小説を映画化。再婚した中年サラリーマンが、現在の妻とその連れ子、前妻と暮らす実の娘、そして新たに授かった命をめぐり、家族との関係を模索する。主人公に浅野忠信、その妻を田中麗奈が演じるほか、宮藤官九郎、寺島しのぶらが共演。監督を『少女』などの三島有紀子、脚本を『ヴァイブレータ』などの荒井晴彦が担当する。

あらすじ:再婚した中年サラリーマンの信(浅野忠信)は、2人目の妻・奈苗(田中麗奈)とその子供たちと、平凡でも幸せな家庭を築こうと努力していた。だが、奈苗の妊娠をきっかけに実の父親に会いたいと言いだした長女が反抗的な態度を取り始め、父親としての信の存在を否定する。長女を実の父親の沢田(宮藤官九郎)に会わせる信だったが、現在の家族に息苦しさを感じ……。

幼な子われらに生まれ
(C) 2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会

映画短評

  • なかざわひでゆき
    役割の呪縛から解放された先に見出す希望の光
    ★★★★
    »読む«閉じる

     再婚した妻の連れ子との不和に悩むサラリーマンを中心に、男に頼りがちな専業主婦の妻とキャリア志向の強い元妻、身勝手で乱暴な妻の元夫、大人の事情に付き合わされる子供たち、それぞれの複雑な想いが交錯していく。
     血のつながりに囚われない家族の形を模索する物語だが、一方で多様化する社会的な役割を考察する物語でもある。男と女、父と母、親と子。こうあるべきという固定概念がいまだ根強い日本社会にあって、その呪縛から解放された先に希望の光を見出す。
     これまで三島有紀子監督の描く非現実的な世界観が苦手だった筆者だが、今回は現代日本の心象風景を極めてリアルに見つめており、新境地を開いたような印象を受ける。

  • くれい響
    家族になろうよ。
    ★★★★
    »読む«閉じる

    前作『少女』でやっちまった感があった三島有紀子監督だが、これまでとテイストの違う重松清原作の本作で一皮剥けた感アリ。妻の連れ子に誠心誠意尽くそうとするバツイチ男という、新境地に挑んだ浅野忠信は、『淵に立つ』より代表作といえ、一見やりすぎに見えるクドカンの芝居もボディブローのように効いてくる。『葛城事件』で確変した田中麗奈には、ややモノ足りなさも感じるが、これは男性目線と女性目線とで異なる面白さゆえかもしれない。“家族の繋がりとは何か?”を問う、さんざん擦られてきたテーマながら、是枝裕和監督作には足りない重厚感も魅力であり、自宅マンションや倉庫など、狙ってるロケーションにも注目したいところ。

  • 清水 節
    この国での「結婚」「家族」をめぐる赤裸々な心理が抉り出される
    ★★★★
    »読む«閉じる

     限界をきたし壊れた親と振り回されるアンビバレンツな子供たち。この国での結婚や家族をめぐる赤裸々な心理が抉り出される。複雑な事情を乗り越え家族であろうとする父。新たな命を宿した母。血のつながりに苦悩する娘。単調な日常に耐えきれなかった前の父…。身勝手な言動で夫婦関係や親子関係の均衡は、いとも簡単に崩れゆく。「家族」になるのは容易ではない。だが、血がつながっていなくとも家族になることが出来る。所詮弱いけれど、誰しも優しさを秘めている。人間の可能性と不可能性を露わにする脚本が素晴らしい。亀裂が生じた夫婦を象徴する妻の言葉「理由は聞くけど、気持ちは聞かない」は、名セリフとして記憶されることだろう。

予告編・動画

浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、寺島しのぶら共演!映画『幼な子われらに生まれ』予告編

» 『幼な子われらに生まれ』の予告編・動画一覧

ポスター/チラシ

  • 映画『幼な子われらに生まれ』ポスター
    ポスター
  • 映画『幼な子われらに生まれ』チラシ
    チラシ
  • 映画『幼な子われらに生まれ』チラシ
    チラシ

スタッフ

監督:
原作: 重松清
脚本: 荒井晴彦
音楽: 田中拓人
撮影: 大塚亮
照明: 宗賢次郎
美術: 井上心平
録音: 浦田和治
編集: 加藤ひとみ

キャスト

信:
奈苗:
薫:
沙織:
恵理子:
沢田:
友佳:
ブログン投稿ブログに投稿
  • FC2ブログに投稿!
  • ココログに投稿!
  • gooブログに投稿!
  • so-netブログに投稿!
  • exciteブログに投稿!
  • Bloggerに投稿!

『幼な子われらに生まれ』の映画ニュース

  • 「ぼくは麻理のなか」「血の轍」などで知られる人気漫画家・押見修造の自伝的漫画を、南沙良&蒔田彩珠主演で実写映画化する『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』の予告編が...暗雲が立ち込めてくる……。女優デビュー作『幼な子われらに生まれ』(2017)で注目を浴びた南、先ごろ広瀬す...
  • 女優の蒼井優が4日、大阪市内で行われた映画祭「おおさかシネマフェスティバル2018」に登場し、2017年に公開された主演映画『彼女がその名を知らない鳥たち』の撮影中に心配...!助演女優賞を受賞した田中麗奈") また『幼な子われらに生まれ』で助演女優賞を獲得した田中麗奈は、ワン...
  • 女優の蒼井優と田中麗奈が12日、都内で行われた「2017年第91回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」に出席。『彼女がその名を知らない鳥たち』で主演女優賞に輝いた蒼井は第80回...女優賞を受賞して以来、11年ぶりの受賞。『幼な子われらに生まれ』で助演女優賞を獲得した田中は第72回で新...

楽天市場

ブログなどをご利用の方は以下のURLをトラックバックURLとして指定してください。

  • 「幼な子われらに生まれ」 from 元・副会長のCinema Days (2017年10月7日 6時34分)
    原作者である重松清の著作、及びその映画化作品に感心したことは一度も無い。本作の元ネタの小説は未読だが、出来上がった映画はやっぱりつまらない。とにかく、掘り下げが不足しており底が浅い。わざとらしい御膳立てを、さもリアルな一大事の如く演出してみせるだけ... ...[外部サイトの続きを読む]
  • 「幼な子われらに生まれ」: from 大江戸時夫の東京温度 (2017年8月30日 22時58分)
    映画『幼な子われらに生まれ』は、やっぱり映画って脚本だよなーと思える作品。これま ...[外部サイトの続きを読む]
[PR]
おすすめ特集
映画アクセスランキング
  • Loading...
»もっとランキングを見る«
楽天市場
スポンサード リンク
  1. 映画
  2. 2017年8月21日の週の公開作品
  3. 『幼な子われらに生まれ』