見どころ:突然の事故により植物状態に陥った母親が尊厳死の宣言書をのこしていたことで、母の意思を受け入れるか否か葛藤する家族の姿を描いた人間ドラマ。イベントディレクターで映像作家の中川駿が、祖父の尊厳死を見届けた自身の体験に基づき手掛けたドラマは、第二回新人監督映画祭のコンペティション部門中編作品部門準グランプリ、福岡インディペンデント映画祭2016企画賞に輝いた。『パンクしそうだ』などのイワゴウサトシ、主に舞台などで活躍してきた松崎映子らが出演。
あらすじ:転んで頭を強く打って脳に損傷を負った母が植物状態に陥り、息子の直樹(イワゴウサトシ)とその妹の由佳(篠田光里)、直樹の妻の綾子(松崎映子)は動揺する。そんな中、母が尊厳死の宣言書を作っていたことを思い出す。直樹たちは、母の尊厳死を受け入れるべきか葛藤し……。