シネマトゥデイ

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見どころ:『凶悪』などの白石和彌監督がメガホンを取り、柚月裕子の小説を映画化。暴力団対策法施行以前の広島県を舞台に、すさまじい抗争を起こしている暴力団と彼らを追う刑事たちのバトルを活写する。役所広司が主演を務め、松坂桃李、真木よう子、滝藤賢一、田口トモロヲ、石橋蓮司、江口洋介らが共演。昭和の男たちが躍動する。

あらすじ:昭和63年、広島の呉原では暴力団組織が街を牛耳り、新勢力である広島の巨大組織五十子会系「加古村組」と地元の「尾谷組」がにらみ合っていた。ある日、加古村組の関連企業の社員が行方不明になる。ベテラン刑事の刑事二課主任・大上章吾(役所広司)巡査部長は、そこに殺人事件の匂いをかぎ取り、新米の日岡秀一(松坂桃李)巡査と共に捜査に乗り出す。

孤狼の血
(C) 2018「孤狼の血」製作委員会

映画短評

  • 山縣みどり
    スーパーで豚肉買うときに迷うようになりました
    ★★★★★
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    東映の男気を感じる快作! 過激な丸暴の刑事、大上と大学卒のキャリア組、日岡刑事がヤクザ相手に頑張る、なんて単純な話ではなく警察上層部の思惑や暴力団の激しい抗争が絡み、人間関係も展開も「えっ?」となる複雑さ。見終わった後、柚月裕子の原作と知って仰天の、実に男臭くて血なまぐさい物語だ。正義のためなら常軌を逸した捜査も当然という大上の暴れっぷりはもちろん、ヤクザたちの抗争などときに目を覆うシーンも多いが、大いなるカタルシスが期待できる白石和哉彌監督の演出にぐっとくる。役者は全員素晴らしく、特に若頭役の江口洋介にうっとり。ちなみに今、スーパーで豚肉買うときに迷うようになりました。

  • 清水 節
    去勢された生ぬるい現状に挑む「東映やりすぎ路線(仮)」
    ★★★★★
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     生ぬるい現状を変える怪作だ。暴力団に拮抗する掟破りな警察。呉ロケで醸し出す昭和の猥雑さ。傍若無人なデカ役所広司、狂気を継承する松坂桃李、大化けしたヤクザ竹野内豊。女優陣は艶やかだがエロスに課題は残る。去勢された日本映画を風刺するような“真珠攻撃”の奇襲は痛快だ。荒ぶる東映復活がコンセプトだが、韓国ノワールを吸収して低温の『アウトレイジ』をも恫喝し、無菌室な時代へのアンチテーゼを踏まえて暴力表現や自主規制用語を打破する。表現の自由を懸け、東映はシリーズ化すべき。かつて「実録」や「不良性感度」という造語でブームを醸成したが、今作に始まる路線を何と名付けるのか、惹句センスも問われる。

  • くれい響
    男も女も惚れる『アウトレイジ』への回答
    ★★★★
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    『シャブ極道』に『渇き。』と、役所広司がブッ飛んだキャラを演る作品にハズレなし! その役所に対し、勢い止まらぬ松坂桃李が牙を剥く。前作『サニー/32』と比べりゃ、白石和彌監督にしては大人しい気もしないでもないが、正真正銘△マークの看板を背負って、ここまでやったことに拍手を送りたい。また、ピエール瀧被りはあるものの、完全な『アウトレイジ』への回答となっており、白石監督らしい女性映画としても見ることもできる。“脱ぎ”に関して甘いので★マイナスだが、軟弱化進む昨今の日本映画界で、『カラーズ 天使の消えた街』『NYPD15分署』『トレーニング デイ』系譜といえる硬派な警察映画が撮った功績はデカい!

  • 斉藤 博昭
    東映の血は、新たなエキスを注入して受け継がれる
    ★★★★
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    懐かしの東映のロゴから、一気に『仁義なき戦い』の空気へと回帰し、冒頭の養豚場でのリンチの壮絶を極める演出で早くもギアはトップに入る。白石和彌監督は『日本で一番悪い奴ら』でも、沸点を超える男たちの生きざまを見せ切ったように、やはり東映の水が合う。観終わった瞬間、壮絶さはカタルシスに昇華していた。

    一見、ミスキャストのように浮いている松坂桃李だが、その浮いている感じがストーリーと合致していく過程に身震いする。作品における彼の立ち位置と、役者としての個性が、『仁義なき』の世界より、『インファナル・アフェア』のムードに近づけた感も。むしろ他に明らかにミスキャストがいるが、作品にはカスリ傷程度かと。

予告編・動画

白石和彌監督×役所広司!映画『孤狼の血』予告編
斎藤工&板谷由夏が『孤狼の血』など5月中旬のイチオシ新作映画を「はみだし映画工房」で激論!

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スタッフ

原作: 柚月裕子
監督:

キャスト

大上章吾:
日岡秀一:
高木里佳子:
嵯峨大輔:
土井秀雄:
五十子正平:
一之瀬守孝:
高坂隆文:
瀧井銀次:
吉田滋:
永川恭二:
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    作品について http://cinema.pia.co.jp/title/172725/ ↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。原作未読です。 ・大上刑事: 役所広司☆ ・日岡刑事: 松坂桃李☆ 舞台は広島。 ヤッタやられた、のエゲツナイ返り血を浴びつつ(汗) 暴力団の抗争を抑えようと、“奮闘“していた大上デカ。 「警察は何をしてもいい」と、“手荒... ...[外部サイトの続きを読む]
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