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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア
(C) 2017 EP Sacred Deer Limited, Channel Four Television Corporation, New Sparta Films Limited
英題:
THE KILLING OF SACRED DEER
製作年:
2017年
製作国:
イギリス/アイルランド
日本公開:
2018年3月3日
(新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか)
上映時間:
配給:
ファインフィルムズ
カラー

見どころ:第70回カンヌ国際映画祭脚本賞に輝いた、『籠の中の乙女』『ロブスター』などのヨルゴス・ランティモス監督によるダークスリラー。妻子と共に幸せに暮らす外科医が、ある少年との出会いを機に思わぬ事態に追い込められる。主人公にふんするのは、ランティモス監督の『ロブスター』に出演したコリン・ファレル。その妻をオスカー女優のニコール・キッドマン、主人公一家に災いをもたらす少年を『ダンケルク』などのバリー・コーガンが演じる。

あらすじ:心臓外科医のスティーブン(コリン・ファレル)は、美しい妻(ニコール・キッドマン)と二人の子供と一緒に郊外の豪邸に住んでいた。しかしある少年(バリー・コーガン)を家に招いたことをきっかけに、子供たちが突然歩けなくなり目から赤い血を流すなど、異変が起こり始める。スティーブンは、究極の選択を強いられることになり……。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア
(C) 2017 EP Sacred Deer Limited, Channel Four Television Corporation, New Sparta Films Limited

映画短評

  • 清水 節
    キューブリック的撮影効果で不穏な空気を醸成する不条理スリラー
    ★★★★
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     独自の世界観をもつギリシャの鬼才による、ジャンルに収まらない不穏で不可解な不条理劇。ギリシャ悲劇をモチーフに報復の呪いが迫り来るスリラーだ。極限下の人間の悲喜劇を監督は追求している。鹿殺しと言えば『ディア・ハンター』だが、クライマックスに登場するのは“変則ロシアン・ルーレット”ともいえよう。カンヌは脚本賞を与えたが、撮影手法にこそ注目したい。広角レンズの多用、シンメトリーな構図、滑らかな移動、緩慢なズーミング…無機質な画面に歪んだ音が被さり緊張が張り詰める――明らかにキューブリックのDNA。彷徨する亭主を冷ややかに見つめる妻に、遺作のミューズ=ニコール・キッドマンを起用したのも効果的だ。

  • なかざわひでゆき
    条理と不条理が交錯する『ロブスター』監督の新たな怪作
    ★★★★
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     手術ミスで患者を死なせた外科医に、亡くなった患者の息子が言う。妻子のうち誰か一人を殺さねば、全員が死ぬことになると。その言葉を裏付けるように、主人公の妻と子供たちは一人ずつ、原因不明の奇妙な病に冒されていく。
     日常と非日常、自然と超自然、条理と不条理が巧みに交錯し合い、戸惑う観客の思考を不気味に弄ぶ。同じランティモス監督の『籠の中の乙女』や『ロブスター』に比べると取っつきやすいが、しかし見る者の神経を逆撫でする得体の知れなさと後味の悪さは、恐らく賛否を激しく分けるだろう。初期ポランスキーやミヒャエル・ハネケを彷彿とさせる怪作。少年と大人が同居したようなバリー・コーガンの存在感も不気味だ。

  • 猿渡 由紀
    「ダンケルク」とは別人のバリー・コーガンに拍手
    ★★★★★
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     主人公の医師(コリン・ファレル)と男子高校生(バリー・コーガン)の関係の謎に始まり、それが医師の家族に影響を与え始めるあたりは、心理スリラー。だが、途中から、シュールリアルなホラーへと変わっていく。「ロブスター」のヨルゴス・ランティモスの映画だし、タイトルにもギリシャ神話がメタファーとなっていることは示されており、ストーリーや結末を文字どおり受け取るべきではないのは、わかっていること。にしても、残酷で、後味が悪い。「ダンケルク」とは打って変わって不気味な側面を見せてくれたコーガンの名演を見られただけでも、気分の悪さに耐えた価値はあったか。

予告編・動画

映画『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』予告編
斎藤工&板谷由夏が『ダウンサイズ』など3月上旬のイチオシ新作映画を「はみだし映画工房」で激論!
コリン・ファレル×バリー・コーガン!映画『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』インタビュー映像

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(C) 2017 EP Sacred Deer Limited, Channel Four Television Corporation, New Sparta Films Limited

ポスター/チラシ

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