「仮面ライダーゼッツ」負けず嫌いなニューヒロイン:堀口真帆
シネマトゥデイ特撮部
堀口真帆「仮面ライダーゼッツ」(放送中)
特撮作品で活躍する魅力あふれる女性キャストをご紹介する「シネマトゥデイ特撮部」。今回は、令和仮面ライダーシリーズ第7作「仮面ライダーゼッツ」のヒロイン・ねむを演じている堀口真帆(ほりぐち・まほ)さんを徹底解剖しました。
【PROFILE プロフィール】

生年月日:2008年10月10日
出身地:東京都
身長:165cm
血液型:A型
趣味・特技:料理・ダンス
芸歴:朝の情報番組「めざましテレビ」(CX)イマドキガールや横浜FCスタジアムMCとして現在活躍中。近年の出演作はNHK連続テレビ小説「あんぱん」など。「仮面ライダーゼッツ」が初めてのレギュラー出演となる。
【INTERVIEW 作品について】
Q:オーディションを受けたとき、手応えはありましたか?
緊張し過ぎて、最初の頃の記憶がないんです。でも後半になるにつれて、お芝居をしていて楽しい!という気持ちが大きくなりました。最終審査の台本には泣くシーンがあり、練習ではうまく泣けませんでしたが、本番では感情が乗って泣くことができて「やり切れた!」という気持ちになりました。
Q:ヒロイン・ねむ役に決まったときの感想は?
「いけるはず!」という感覚があったわけではなく、自信がないわけでもなくて……。「どっちだろう?」と思っていたので、ねむ役に決まったときは、「ええ!?」「本当に私が?」とすごくビックリしました(笑)。絶対にこの役をやりたいと思っていたので、嬉しくて泣いてしまいました。
Q:ねむは、国民的人気タレントという役柄です。
ねむ本人がいないシーンにも、ねむのポスターやCMが流れたりします。第1話にも「夢は見るものじゃない。叶えるものだから」というスニーカーのCMが出てくるのですが、そんなふうに、人気タレントとしてのねむが見られるのも面白いところです。
Q:ねむは、いろいろな人の夢に登場しますね?
それぞれの夢の世界観に合った衣装とヘアメイクに変わるので、いろいろなねむが見られます。そこも楽しんでほしいです!
Q:演じる上で、意識していることはありますか?
基本的に明るい性格なので、テンションをそこに持っていかなくてはいけません。でないと、映像で観たときにうまくその空気が伝わらないので、明るく楽しいところと感情を大切にするシーンの切り替えを大切にしています。
とはいえ、ねむを演じるときは切り替えるという意識はないんです。キャストやスタッフの方が「ねむちゃ~ん!」という感じで接してくださるので、ねむらしさは自然と身についているかも……。そう思いたいです!
Q:主演の今井竜太郎さん(万津莫/仮面ライダーゼッツ役)の印象は?
ご一緒していて、とても楽しいです。優しい方で、、明るく、面白い方です。いつもニコニコ笑っています。
Q:ご自身は緊張するタイプですか?
そうなんです。制作発表でも(マイクを持つ手が)震えて、ブルブルしちゃって……。お芝居でもそうだと何もできなくなってしまうので、緊張しないよう意識しています。
Q:「仮面ライダーゼッツ」で注目してほしいところは?
いろいろな人の見る夢と現実世界のドラマ、二つの世界が描かれている作品です。私自身、これがほぼ初めてのお芝居で、レギュラー出演させていただくのも初めて。右も左もわからない状態ですが、一年間で俳優としてもねむとしても成長できるよう、努力し続けていきたいと思っています。
【PRIVATE 素顔に迫る一問一答】
Q:お父さんがInstagramにあげた一枚の写真をきっかけに、この世界に入ったそうですね?
はい。そこからモデルのお仕事を始めました。お芝居をやってみたいと強く思うようになったのはコロナ禍で、いろいろな映画やドラマを観るようになったことでした。
Q:具体的にきっかけとなった作品が?
中3の受験期に『映画 ビリギャル』を観て勇気をもらいました。有村架純さんのように、自分もお芝居をしてみたいと思うようになりました。
Q:憧れの俳優は?
今田美桜さん、それから小松菜奈さんも好きです。小松さんは俳優とモデルの二刀流で活躍されていて、自分もそうなりたいです。
Q:理想とするお芝居は?
役としてその世界を生きられる、リアルで見ていて感情が伝わるようなお芝居です。
Q:「仮面ライダーゼッツ」は夢がテーマですが、ご自身は夢をよく見ますか?
見ます。正夢というか、「これと同じ状況で同じ人と、こういう会話をした」ということがよくあります。予知夢なのかデジャヴなのか……「あっ、これ夢で見た!」ということがよくあって、怖いですよね(笑)。でも「仮面ライダーゼッツ」に出てくる明晰夢(=夢であるのを自覚しながら見る夢)は見たことがなくて。ネットで「明晰夢 見る方法」で検索してみましたが、なかなか見られません(笑)。
Q:現実世界で夢を叶えるために、必要なことはなんだと思いますか?
頑張りたいこと、なりたいものに対して好きという感情をなくさないことかなと思います。好きでいることが、がんばることの一番の原動力になると思います。
Q:では、演じることは好きですか?
好きです! いろいろなお仕事に挑戦させていただいていますが、いま一番楽しいのはお芝居です。
Q:お芝居のどこに惹かれますか?
自分以外の人物を演じ、その世界で生きられることです。人によってお芝居の仕方が違うので、いろんな方とご一緒して、いろんな発見があるのも楽しいです。
Q:お芝居の難しさをどこに感じますか?
全部難しいですけど……。自分ではない人を演じるので、共感できるところがあれば、できない部分もあります。共感できないとき、なぜこういう感情になるのだろう? と理解できないときに、どうやって感情をのせるかが難しいです。
Q:勉強は好きですか? 得意科目は?
勉強は嫌いではありませんが、得意科目は体育です(笑)。
Q:リフティングがものすごく上手ですよね。
調子の良いときと悪いときがありますが、でも右左とちょんちょんやって、最高で連続60回できました! 特技がなかったので、やってみたのがきっかけです。
Q:運動神経がいいのですね!
小学生から高校生になるまで、毎年選抜リレーの選手に選ばれていました。部活には入っていませんでしたが、大会だけ卓球部に呼ばれたり。小学生のころに習っていたので、リフティングより卓球の方が得意なんです。
Q:プロフィール欄には「特技・ダンス」と書かれています。
ヒップホップとK-POPダンスです。BLACKPINKさんが好きで、自分も踊れるようになりたいと思いはじめました。いつか、歌や踊りのお仕事にも挑戦してみたいです。
Q:料理も得意だそうですが、得意料理は?
なんでもつくれますが、なんだろう……油淋鶏(ユーリンチー)かな? 揚げ物です! 母が料理上手で、自分でもネットで料理のつくり方を調べたりします。
Q:いまハマっていることは?
夜、ひとりで散歩することです。作品に入っていると、毎日撮影で運動しなくなってしまって。考え事ができるので、ストレス発散になります。
Q:性格を自己分析すると?
良くも悪くも素直。明るい性格ですが、負けず嫌いです。
Q:どのくらい負けず嫌いですか?
ものすごく! 例えば運動会で競争する種目なら、2位というだけで泣いちゃいます。陸上部の人がいても、「1位じゃないと嫌だ!」ってよく泣いていました。小さい頃からそうです。
Q:その性格は俳優業にも活きそうですが?
うまく演じられなかったときは悔しくて、帰り道によく、ひとりで泣いたりします(笑)。それが「頑張ろう!」と思える原動力になっています。悔しい気持ちをバネに頑張れている気がします。
Q:俳優としての野望は?
いろんな役を演じられる俳優さんになりたいです。対応力があって、柔軟性がある人に。それで現場では緊張せず、いちばんは楽しくお芝居することが目標です。いまそうできていますが、その状態を継続したい。それから作品を観てくださる方に希望や勇気や幸せをお届けできる俳優になりたいと思っています!
(取材・文:浅見祥子、写真:高野広美)
【TV INFO インフォメーション】
「仮面ライダーゼッツ」
自分の思い通りに夢を操れる「明晰夢」の力を持つ主人公・万津莫が、夢の中で指令を送っていた組織「CODE」から変身ベルトを受け取り、未知の怪人・ナイトメアから人々を守る「仮面ライダーゼッツ」としてさまざまな任務を遂行する物語。監督は「王様戦隊キングオージャー」などの上堀内佳寿也で、脚本は「仮面ライダーギーツ」の高橋悠也が執筆する。
「仮面ライダーゼッツ」テレビ朝日系にて毎週日曜午前9時~放送中
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