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黒木瞳につっこまれ、堤真一ドキドキ?田中麗奈は恐縮しまくり…京極作品彩りさまざま

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『魍魎の匣』華やかな出演陣
『魍魎の匣』華やかな出演陣

 京極夏彦の同名小説を映画化した映画『魍魎の匣』のジャパンプレミアが開かれ、堤真一阿部寛椎名桔平田中麗奈黒木瞳宮藤官九郎柄本明寺島咲谷村美月原田眞人監督、京極夏彦(原作者)が登壇した。

 メインの出演者のほとんどと人気小説家が一堂に会する舞台は一瞬にして華やかに。会場もやや興奮気味だった。本作は京極の世界を見事に映像化し、その映像美は圧巻。豪華キャストの阿部をはじめそれぞれが映画を観て、その美しさに感動を隠せないと口々にコメントした。

 そんな中、記者会見に姿はあったが舞台あいさつに姿をみせなかった宮迫について司会者が「宮迫さんが先ほどの記者会見で、黒木さんと共演したシーンで本気で惚れましたと言っていました。宮迫さんと共演された感想は?」と黒木に話をふると「宮迫さんですか? 堤さんではないんですね(笑)」と堤もドキッとする発言。「宮迫さんと共演するのは今回で2回目ですので、気心知れて楽しかったです。本当に皆さん優しいですし、ダンディですし、ヤンチャですし、本当に可愛らしかったです」と続けた。

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 黒木に名指しされた堤も「そうでしょうね(笑)。ヤンチャでね、どうしようもない感じはあると思います。そちらこそ、本当にお美しいので、(黒木さんには)宮迫だけではなく皆、固まってました」と黒木の美しさをたたえていた。

 また、田中麗奈はこのメンバーの中では恐縮ぎみ。「皆さん、アドリブを多く使っていたので、わたしはついていくのがやっとでした。もっと自分を磨いて皆さんのように遊び心を忘れず、余裕を持ってアドリブを入れられるくらいな役者になりたいと本当に思いました」と謙虚なコメントを述べた。

 原作者の京極は「小説家はつまんないですよ。一人で書いてますから。その代わり字だけですので、映画は作るのに1年以上掛かっていますが、小説は3か月ぐらいでできちゃってます。映画は非常に情報量が多く、とても得をします。2時間ぐらいの尺ですが、観た人は4時間や3時間以上観たぐらいの疲労感を覚えると思います(笑)」と原作者としての率直なコメントを述べていた。

 映画『魍魎の匣』は累計500万部を超えるベストセラー・シリーズの映画化第2弾。第49回日本推理作家協会賞に輝き、シリーズ最高傑作の呼び声も高い同名小説を原作に、古書店主の“京極堂”こと中禅寺秋彦と仲間たちが、3つの事件にかかわる恐るべき秘密を追う。

映画『魍魎の匣』は2007年12月22日より全国にて公開
オフィシャルサイトmouryou.jp

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