東京国際映画祭、受賞作発表!東京サクラグランプリは、満場一致で5か国合作『トルパン』!

第21回東京国際映画祭

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セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ監督と審査委員長のジョン・ヴォイト

 26日、第21回東京国際映画祭が最終日を迎え、渋谷Bunkamuraオーチャードホールでクロージングセレモニーにて各賞が発表され、コンペティション最高賞である東京サクラグランプリには、カザフスタンの広大な自然を舞台に、一人前の羊飼いになろうと奮闘する青年を描いた映画『トルパン』が輝いた。

 同作は東京サクラグランプリと同時に、セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ監督が最優秀監督賞も受賞し2冠を達成。まさに今年の映画祭の顔となった。『トルパン』はドイツ、スイス、カザフスタン、ロシア、ポーランドの合作映画で、今年のカンヌ国際映画祭ある視点部門でグランプリを受賞しており、監督は本作が長編劇映画デビュー作となる。

 壇上であいさつに立ったセルゲイ監督は2冠達成に驚きを隠せない様子だったが「スタッフ、キャストともに不可能を可能にしようと、カザフスタンの厳しい自然の中で撮影に頑張ってくれた。僕は主人公二人のエネルギーを引き出しただけ」と一緒に来日した主演のアスハット・クチンチレコフ、サマル・エスリャーモヴァの健闘をたたえていた。また撮影後、事故で亡くなってしまったキャストの少年に対し、哀悼のコメントを述べていた。

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 審査員長を務めたジョン・ヴォイトは「各賞とも審査は白熱したが、作品賞は満場一致だった」とコメント。「超芸術的というべき作品で、複雑化する現代を生きるわたしたちに、本来あるべき心のありかを教えてくれた」と惜しみない賞賛を送り、審査員の一人である女優の檀ふみも「どのようにすれば、こういう作品が作れるのか想像できない」とドキュメンタリーともフィクションとも判断つかない作風に驚いていた。

 また、ヴォイト審査員長は今回のコンペティション部門審査を振り返り「国際色豊かな作品群に触れ、わたしたちは文字通り、映画という名の翼に乗って世界中を旅することができました。芸術こそが人間愛なのです」と感動的なスピーチを行ったほか、ステージ上に登場したボランティアスタッフたちと気さくに言葉を交わすなど、今回の東京国際映画祭を心から楽しんだ様子だった。

 なお、授賞式後には特別招待作品映画『WALL・E/ウォーリー』がクロージング上映された。

■「コンペティション」部門

東京サクラ グランプリ/『トルパン』(セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ監督)

審査員特別賞/『アンナと過ごした4日間』(イエジー・スコリモフスキ監督)

最優秀監督賞/セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ監督『トルパン』

最優秀女優賞/フェリシテ・ウワシー『がんばればいいこともある』

最優秀男優賞/ヴァンサン・カッセル『パブリック・エナミー・ナンバー1(Part1&2)』

最優秀芸術貢献賞/『がんばればいいこともある』(フランソワ・デュペイロン監督)

観客賞/『ブタがいた教室』(前田哲監督)

■「アジアの風」部門

最優秀アジア映画賞/『私のマーロンとブランド』(フセイン・カラベイ監督)

■「日本映画・ある視点」部門

作品賞/『buy a suit スーツを買う』(市川準監督)

特別賞/岸部一徳『大阪ハムレット』

黒澤明賞/ニキータ・ミハルコフ監督、チェン・カイコー監督

TOYOTA Earth Grand Prix(本年新設されたエコロジーをテーマした作品の中から、最も優れた作品に与えられる賞)/「フェデリコ親父とサクラの木」(ホセ・アントニオ・キロス監督)

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